3/20 橋下市長ツイッター「大阪都構想のメリット・デメリットは徹底して論じられても、今の大阪市役所体制のメリット・デメリットは全く論じられていない。」

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管理人のメールにトラブルがあり、頂いたコメントの承認が大幅に遅れてしまいました。
送って頂いた方、どうもすみませんでしたm(__)m

これからは滞り無く対応できると思いますので、何卒よろしくお願いします。

「ベストを選ぶのではない。ベターを選ぶのだ。」
この一言に集約されていると思います…

(引用)
どのメディアもコメンテーターも学者も、大阪都構想のメリット・デメリットの比較を徹底的にしようとする。これは社会科学の検証方法としては完全な間違いだ。記者にも、市民にも言われるのは、常に、大阪都構想のメリット・デメリットを明らかにせよ。こんなのはやればやるほどいくらでもある。

メディアも大阪都構想のメリット・デメリットしか扱わない。重要なことは現行制度との比較だ。大阪都構想のメリット・デメリットは徹底して論じられても、今の大阪市役所体制のメリット・デメリットは全く論じられていない。まさに日本社会は既存の不幸には寛容で、新たな不幸には過剰反応する。

大阪都構想の是非を判断するに重要な情報は、新制度である大阪都構想のメリット・デメリットと同時に、現行制度である大阪市役所体制におけるメリット・デメリットだ。ここが完全に抜けている。現行制度についての検証が全くない。これでは新制度についての正しい判断はできない。

社会制度についてはメリットとデメリットはいくらでもある。人間の営みを規定する社会制度なのだから当たり前だ。だから新制度についてのメリット・デメリット論をいくらやっても結論は出ない。重要なことは、現行制度と新制度の比較だ。

新制度についてメリットとデメリットを論じて、メリットが多い場合だけ新制度を採用するというのは誤った思考過程。仮に新制度にデメリットが多くとも、現行制度と比べてより良いものになるなら新制度を採用すべきだ。しかし今のメディは現行制度である大阪市役所体制についての検証は全くない。 (続く…)

【大阪市長選】投票日は「23日(日)」ですが、その前日まで毎日が投票日です!(23日は最終投票日です。)
期日前投票のご案内 : 各区の区役所内の期日前投票所でカンタンに投票出来ます。
詳しくは大阪市選管HP
http://www.city.osaka.lg.jp/senkyo/page/0000001297.html

関連記事:「試行錯誤を恐れてはいけない」夏野剛氏

(続き)
国民が正しい政治判断をするための情報提供をするのがメディアの役割。メディアのレベルが政治のレベルを上げる。有権者が正しい判断をできるよう、社会科学の正しい検証方法をメディアは学ぶべきだ。新制度の検証は、新制度自体のメリット・デメリットだけでなく現行制度のメリット・デメリットが重要

大阪都構想のメリット・デメリットだけでなく、現行制度である大阪市役所体制のメリット・デメリットも検証し、大阪都構想と大阪市役所体制を比較する。その上で、どちらより良いのかを判断する。ベストを選ぶのではない。ベターを選ぶのだ。これが社会制度の正しい検証方法だ。

読売新聞が、また都構想の中身ではなく、今回の市長選挙の意味についてぐちゃぐちゃと言い始めた。学者2名を使って選挙に意味がないとキャンペーンをはり出した。そんなこと言っても、選挙は始まっている。僕のやり方が嫌なら、落とせばいいだけだ。大阪都構想に反対するなら僕を落とせばいい。

投票率が下がれば信を得たことにならないと言うが、ではどれだけの投票率が最低条件なのか。そんな解はない。政治学者なんていい加減なもの。自ら解が出せないものを批判根拠とする。すなわち、選挙で信を得たと言えるにはどれくらいの投票率が必要なのか、政治学者は解を持っていない。

ところが、批判の論拠には使う。投票率が低ければ信を得たことにはならないと。では今の議会の投票率はどうなのか?埼玉の知事選では20%台の投票率だったはずだ。それはどうなのか?投票率など持ち出しても、現行の選挙制度上、それは全く意味がない。

またこの読売新聞でコメントを出している学者は批判のための批判をするだけで、全くロジカルではない。一つに、前回の選挙結果をどう評価するかについて全くコメントがないし、思慮もない。政治学者はこんな程度か。選挙を通じての民意の分析ぐらいしろ。多分事情を何も知らないのだろう。

前回の統一地方選挙では、大阪都構想を掲げて、維新の会が大阪府議会では過半数、大阪市議会では第一党。その後の知事選、市長選でも、大阪都構想を掲げて維新が勝利。明確に大阪都構想を掲げている。この民意の分析をするのが政治学者の仕事だろ。

政治家は選挙に通っても白紙委任を受けたわけではないと、この両政治学者は誰でも言えるコメントをしている。そんなのは分かっている。選挙で通っても、憲法と法と、そして自分が必死になって探る民意に縛られる。その時の民意など誰にも分からないものを政治家は探る。

新聞が言っていること、学者が言っていることが民意ではない。ゆえに前回の選挙結果を非常に重要な判断要素にせざるを得ない。そして首長に議会との対話を求めるなら、議会にも対話の責任がある。首長も民意に謙虚であらねばならなのと同時に議会も謙虚であらねばならない。

前回の統一地方選挙の結果、そして知事・市長選挙の結果を見れば、大阪都構想というものがどういうものなのかまでは有権者に示すのが政治家の責務だ。大阪都構想に反対であっても。それは議会の責務でもある。そして現代的な選挙の意味についてこの両学者は全く研究不足だ。本で勉強しているだけなので

現代社会における選挙の意味は、政策選択の意味は失われている。政策はあまりにも複雑すぎるし、シングルイシューはダメだとなっている。こうなると当該政治家が当選しても、特に重要課題として掲げたモノ以外はどの政策が支持されたのかは全く分からなくなる。

シングルイシュー選挙を学者は否定するが、政策選択選挙とするなら、シングルイシューとせざるを得ない。複数の政策を掲げた時点で、当選した場合に、どの政策が支持されたのか分からなくなる。これが現実だ。消費税増税の際には、メディアは民主党に公約にこだわるな!とまで言った。

結局、現代的選挙の意義は、既存の為政者に対する事後評価だ。他の国を見れば一目瞭然。為政者を交代させるには、途方もない人の命が犠牲になる。成熟した民主国家は、それを選挙一発でできる。今回の選挙費用が無駄だとか、この読売新聞で意見を言っている政治学者は良く言えるよ。

為政者を引きずり落とすのがどれほど大変か、もっと世界と歴史を振り返って勉強したらどうか。今回は、僕を落とす選挙だ。大阪都構想に反対なら、僕のやり方に反対なら、僕を落とせばいい。落とされなかった以上、投票率がどうであれ、憲法と法率と自分の探る民意に従って政治・行政を進める。

そして僕のやり方が間違っていれば、次の選挙で落としてくれればいい。これが現代的な選挙の意味だ。両学者、本ばかり読まずに、一度立候補して、政治を経験しなさい。一人は東日本大震災復興会議の取りまとめをやったみたいだが、全く政治行政的には使い物にならない代物だった。これが学者の力。

震災復興で重要なことは、復興の構想でなない。こんなのは誰でもできる。構想をどう実行するか、まさに統治機構の整備だ。この学者の取りまとめた復興構想では行政組織は全く動かず、それが今の復興の遅れの最大の原因。ところがこの取りまとめ役の学者は全く責任をとらない。学者は無責任。

もし選挙で選ばれた者なら大変な批判を浴びて次の選挙で落ちる。構想を進めるには統治機構の整備が必要なことを実務経験がない学者は全く知らない。大阪都構想はまさに統治機構の整備。まあ、この学者、政治家を好き勝手に評論することが仕事でその気楽さは羨ましいよ。
(橋下市長 twilogより)

コメント

  1. 根保孝栄・石塚邦男 より:

    大阪府と大阪市の二重行政の弊害は素人にもわかるところだ。
    投票率が低ければいくら勝利しても意味がないとは、民主主義選挙の根幹を否定する立場だ。反対なら対立候補をだせばいい。
    なんとまあ、大新聞の論説ですら最近は小学生並みになってしまった。

  2. 根保孝栄・石塚邦男 より:

    大阪府と大阪市の二重行政の弊害は素人にもわかるところだ。
    投票率が低ければいくら勝利しても意味がないとは、民主主義選挙の根幹を否定する立場だ。反対なら対立候補をだせばいい。
    なんとまあ、大新聞の論説ですら最近は小学生並みになってしまった。

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