6/4 橋下氏ツイッター「読売新聞の社説にはあったまきた!と、大飯再稼動について・・・」

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容認発言の背景について、橋下さん本人から語られました。
厳しい胸の内だった事が、改めて分かります。

引用

大阪市政改革案の取りまとめが山場を迎え、そして原発問題に、公募区長の最終面接などが重なりてんやわんやしておりました。週刊現代さん、これまでの応援エールは正直うれしいですが、僕はそんな器ではありません。そして今回ばかりはちょっと恥ずかしいですね。僕も大飯再稼働に加担したのですから。

まあ週刊現代も強烈な権力チェックなので、こんなこと言わなくても僕がいらんことをすれば批判してくるんだろうけど。大飯については事実上容認としましたが原発問題は第2ステージに向けて頑張ります。批判すべきところは批判して下さい。だけどいつだったか知らないが読売新聞の社説にはあったまきた(参考記事リンク)

大阪市長ごときが事実上容認とは福井に失礼だ!という読売の社説。広域連合の声明文の冒頭を読んでいるのかね。あの声明文は福井にきちんと感謝しようと言うことが一つのテーマ。しっかり読んでくれ。それに読売に失礼だと人間性を批判されたくないね。

おたくの立派な独裁者であられる渡辺恒雄主筆が、僕のことをヒットラーによく喩えるけど、ヒットラーに喩えるのは国際マナー、特にヨーロッパではご法度でしょ。最大の侮辱だ。日本で言えば、お前は〇〇のようだ、と完全に放送禁止、新聞でも禁止の侮辱だよ。

ヒットラーは大虐殺者であって、人を批判するのにヒトラーに似ているなんて言っちゃいけない。それが国際マナーだ。天下の読売新聞の渡辺主筆がこの程度の認識なんだから日本も赤っ恥だよ。そんな読売新聞に、人間性を批判されたくないね。渡辺主筆を筆頭に読売新聞は国際マナーを研修すべきだ。

大飯の件について。判断基準は①安全性②電力需給のひっ迫性③国家経済。僕が持っているロジックツリーはもっと複雑ですが単純化します。③の国家経済の件は今回度外視しました。これは中長期的なエネルギー政策、原発政策と絡めて判断するもの。

原発推進論者は国家経済を持ち出しますが、これは大飯の問題とは別です。新しいエネルギー政策、電力供給体制の構築と絡めて、国家経済を論じるべきです。①の安全性については、大飯プラントの安全性と、電力事業者や政府・自治体などの危機管理体制が整備されているか。

これが不十分であることは国民が皆認識していること。ところが政府だけが安全だと言い張って全原発を再稼動させようとしていた。安全性が認められたものは再稼働すると。ここは絶対に阻止しなければなりませんでした。今回、細野大臣が橋下の理解で、暫定的な安全だと理解されても結構だと言われた。

大阪市長として辛かったのが②電力需給のひっ迫性。ここは古賀顧問、飯田顧問を始めとする大阪府市エネルギー戦略会議が本当に頑張って下さった。メンバーには本当に申し訳ないが、こちらには何の権限もない。電力会社に対しても政府に対しても。そんな丸腰状態で最前線に送り込んでしまった。

批判は受けますが、府市エネルギー戦略会議は何の権限もないのに、日本全体の電力需給状況、関西の電力需給状況をギリギリまで詰めてくれた。そんな中で政府の電力需給検証委員会の15%不足の数字。これを埋めるためには相当な準備が必要で裏付けが必要。エネルギー戦略会議も全力を尽くしてくれた。

こちらには権限がない。データ収集も、制限令も、計画停電の作成も何も出来ない中でどこまで準備と対策ができるのか。古賀さん、飯田さんをはじめとするメンバーは頑張ってくれました。批判は受けるが、計画停電となった時のリスクは誰も語らない。

今回は大飯が再稼動して事故を起こすリスクと、計画停電になったときのリスクの天秤だ。安全が第一というのは簡単だ。しかし計画停電となった時のリスクを、安全第一論者は何も語らない。安全第一と言いながら、計画停電となった場合にどれだけの安全を脅かすのか全く語らない。

大飯については、大阪において安全を確認する権限がない。政府の手続きを検証するしかない。そんな中で政府は安全を強調する。ある意味リスクの負担をしてくれている。一方、計画停電のリスクについては何のヘッジもない。そこで、計画停電のリスク回避を重視したのが今回の声明です。

古賀さん、飯田さんを始めとする府市エネルギー戦略会議の頑張りをきちんと支えることができなかった僕の力不足です。市長の権限では限界があった。データ収集やその他の権限があれば。しかし、当初は次々と再稼働になる流れだった。今回の声明や一連の騒動で大飯だけが例外であることが明確になった。

大飯が動くことに批判する人が多い事も理解する。しかし大飯以外の48基は止まった。新しい規制庁の枠組みで新しい安全基準ができるまで動かない。関西の停電リスクは回避させてもらいたい。これで日本全国停電リスクは一応回避できる。この状況で中長期の戦略をしっかりと考える。これが第2ステージ

安全第一はもちろん正論だ。しかしそこで考慮するのは原発事故のリスクだけでない。停電リスクも考慮しなければならない。大飯の再稼働に反対し安全第一と言う人で、停電リスクについて語る人は誰もいない。原発事故を回避することだけが安全第一の中身。

現実の市民の暮らしを預かる責任者でないから言える正論。僕は原発事故のリスクと停電リスクを天秤にかけ、大飯以外がずるずると動かないようにするために、政府の安全確認が暫定的なものであることを明らかにすることに力を注ぎました。日本全体において停電リスクは一応回避された。

もう電気が足りないという主張は通らない。電力需給についてここまで数字を明らかにしたのは府市エネルギー戦略会議が頑張ってくれたおかげ。これから本当のエネルギー政策や原発政策の議論ができる。まさに正念場の第2ステージ。大飯では主張を通せませんでしたが、次頑張ります。

新しい規制庁ができ、新しい安全基準ができるまで大飯以外は動きません。これは政府が明言しました。大飯は完全なものではないことも政府は認め、特別な監視体制を設けるとのことです。この論からすれば僕は期間限定の再稼動だと思っています。

府市のエネルギー戦略会議が頑張ってくれて、デマンドレスポンス、ネガワット、ピークプライシングが始まります。家庭用電力の自由化、発送電分離の方向性も固まりました。信じられないくらいの電力改革です。日本のエネルギー政策、原発政策の方向性を決める第2ステージで頑張ります。

posted at 07:51:23

(橋下氏 twilogより)

語られてはいませんが・・・
去年夏、関西の家庭向け節電目標は「10%」でした。
しかし、実績は「3%」にとどまりました。
これでは、色々対策を打っても、「15%」に自信を持って挑むのは、難しい判断だったのだと思います。

しかし苦しい中、
細野大臣から「暫定的な安全」と言う言葉を引き出した事の意味は、大きいものとなると思います。
節電期間終了後、政府には相当なプレッシャーが掛かるでしょう。
第2ステージの展開、期待しています!

なぜ読売新聞は橋下氏を批判するのか・・・↓下記をクリック↓
「ハシモトは敵だ」 新聞、テレビも一緒になって橋下の「脱原発」を潰したい電力会社とその仲間たち

ぜひ、ご一読を!

コメント

  1. まとめwoネタ速neo より:

    まとめtyaiました【6/4 橋下氏ツイッター「読売新聞の社説にはあったまきた!と、大飯再稼動について・・・」】

    容認発言の背景について、橋下さん本人から語られました。厳しい胸の内だった事が、改めて分かります。引用大阪市政改革案の取りまとめが山場を迎え、そして原発問題に、公募区長の…

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