4/14 橋下氏ツイッター「日本維新の会の96条改正は、道州制改憲のためのもの。ここを明確に打ち出していきたい・・・」

記事をシェアして頂けると嬉しいです

私も、あの天声人語は、あそこに書くべき内容では無いと思ってました…(朝日の姿勢は当然知ってますが…)
学生達に、書き取りを勧めている所なんですから、もう少し考えないと…
今の朝日は、改憲阻止の為なら「なりふり構っていられない」と言う表れでしょうかね…

(引用)
次の参議院選挙では、憲法改正を争点にしたい。朝日新聞、共産党、民主党は否定。公明党、みんなの党は慎重。自民党、維新は積極。自民党は石破幹事長が憲法9条の改正を匂わした。日本維新の会は、道州制改憲を主張したい。自民党、公明党、維新の会、みんなの党は道州制基本法を提出する。

自民党、公明党、維新の会、みんなの党で衆議院400名にも及ぶ勢力だ。この勢力は道州制によって日本の統治機構を一から作り直すことを主たる目標としている。ところが、道州制は、現行憲法下ではすんなりと進まない。都道府県は憲法92条の地方公共団体にあたるとされている。

現行憲法下では、道州制を進めるにしても、都道府県の同意が必要となりかねない。これでは道州制など1000年かかっても実現できないであろう。47都道府県知事のうち道州制賛成者は10人ほどだ。地方議会ではほとんどが道州制反対。関西でも、大阪以外は道州制反対だ。

道州制になると知事のポストも、府県議会のポストもなくなる。とにかく、皆現状維持が良い。国政において、自民党は道州制に旗を振るが、実は地方議会の自民党は道州制反対だ。そして市町村になるとなおさら道州制には反対となる。

このような状況で、都道府県の同意を必要とすれば、全都道府県知事を道州制賛成論者に替え、都道府県議会も道州制賛成論者で過半数を占めなければならない。全て選挙で替えていくしかない。こんなの不可能だ。関西広域連合でも、15年近くの年月を費やしてやっと成立した。(続く…)

(続き)
道州制は、国のかたちを抜本的に変える統治機構改革。幕藩体制から明治政府に体制変更したのと同じような改革だ。これほどの体制変更は、法律で一気にやり抜くしかない。そのためには憲法改正をするしかない。都道府県は明治維新の時、今から140年前に原型ができた制度。

この都道府県の枠組みを前提とする限り、道州制にするためには、都道府県の同意が必要になりかねない。ゆえに憲法改正によって道州制を憲法上の統治機構にしてしまう。今は、地方公共「団体」だが、地方「政府」として憲法上規定する。憲法で道州制を規定すれば、それに従った法律を制定すれば良い。

道州制ほどの大改革をやるのに、都道府県や市町村の同意を全て取り付けるなど不可能。日本国の統治機構を一から作り直し、道州制を憲法に規定する。そうすれば法律で一気に道州制を進めることができる。これくらいのことをやらないと道州制は実現しないだろう。

憲法改正から道州制を実現する。これが日本維新の会の改憲の主張だ。自民党、公明党、みんなの党も道州制には積極賛成だから、道州制のための改憲なら反対はしないだろう。そして道州制のための改憲にしても、その中身を詰めるには時間がかかる。ゆえに96条を改正して時間を稼ぐ。

日本維新の会の96条改正は、道州制改憲のためのもの。ここを明確に打ち出していきたい。

朝日新聞や毎日新聞は、96条改正をするには、何のための改憲かはっきりしろと言う。それは道州制のための改憲だ。また朝日新聞は近頃、96条改正反対キャンペーンを張り出した。予想通りだ。その主張はちゃんちゃらおかしい。今の憲法は素晴らしいものだから改正する必要はないというものだ。

今の憲法が素晴らしい、変更する必要が全くないと言うのは朝日新聞の価値観。日本国憲法は価値相対主義だ。朝日新聞の価値観が絶対的なものかどうかは分からない。だからこそ、最後は、国民で決めてもらうしかない。96条を改正して、国民に問える環境を整える。

朝日や毎日は憲法を絶対に変えたくないから、絶対に憲法改正が不可能な96条を死守したい。これはおかしい。朝日や毎日の価値観が正しいのかどうか、国民に問うて国民に判断してもらうべきだ。原発については市民運動の声を聞けと朝日は言うではないか。そうであれば憲法改正についても国民の声を聞け

朝日天声人語(該当記事リンク)でも、僕と自民党の憲法観は違うはずなのに、96条改正で一致するのは悪い冗談だと、しょうもない皮肉を言っていた。96条は憲法観を背景としているのではない。どの憲法観で行くのか国民に判断してもらおうと言うものだ。国民の判断を信じると言う点で自民党と一致している。

朝日や毎日は、国民を信じないと言う点で一致している。国民の判断を求めるための96条改正であり、中身の憲法観では自民党と僕とではずれがあるかもしれない。それでも議論をし、一致するものは国民の判断を求めていく。96条改正は憲法観が一致していなくても、改正で一致できる。

国民の判断を信じると言う点で96条改正。国民に問える環境を整える。その上で、憲法観をぶつけ合えば良い。そして日本維新の会は、道州制改憲だ。憲法に道州制を位置付けて、法律によって一気に道州制を進める。現行憲法を前提とすると、都道府県の意思によっての道州制になる。これでは実現不可能。

憲法92条を中心に、第8章の改正。地方公共「団体」から地方「政府」に規定し直し、道州制を憲法上の制度とする。これには若干の時間がかかるので、まずは96条を改正する。まさに道州制改憲だ。道州制には自民党、公明党、みんなの党も賛成なので、道州制改憲には反対しないだろう。
(橋下氏 twilogより)

トップへ戻る