4/12 橋下氏Twilog Part.2 「こちらも、再度、朝日新聞、恵村さん」

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引用

笑い飛ばす方が間違っている。地方交付税廃止で国は財源確保できる。その論戦がなかった。 RT @ikedanob: 橋下さんの「消費税の地方税化」はみんなの党の影響か。こんなふうに笑い飛ばされるだけですよ。 RT @yomiuri_online: 首相「荒唐無稽なアジだ」…みんなの

4月12日朝日新聞朝刊(大阪)12面。恵村さん、僕はしつこいですよ。恵村さん、完全に論理破綻していますよ。その理由は、1、消費税増税という結論ありきで論を立てようとしていること、2、自社の社説を死守しようと自らの論を立てないこと、にあります。

民主党が原発再稼働ありきで論が右往左往しているのと同じです。まず恵村さんの論、ボロボロですよ。恵村さんは、僕の政治姿勢に対して釘を刺したのか、選挙の勝者は白紙委任されたと勘違いしてはいけないと言われています。その通り。完全な白紙委任ではありません。

僕の主張は、「選挙に裏付けられたマニフェストの根幹部分、方向性について政治家は完全に縛られる。そしてその範囲で裁量を有する」というものです。だからこそマニフェストの根幹部分、方向性を変更するには選挙と言う手続きが必要だと考えています。

ところが、恵村さんは、「マニフェストの根幹部分も政治家の覚悟で変えても良い。次の選挙で審判を受ければ良い」と言っている。つまり任期中はマニフェストの根幹部分であろうが政治家は覚悟を持てば自由に変えられると言うのです。これこそが完全なる白紙委任と言うものですよ!

一度選挙に受かれば、次の選挙まで何をやっても良い。政策変更の裁量に制限は無いという考え方が「白紙委任」と言うものです。恵村さんは、選挙の勝者は白紙委任されたと勘違いしてはいけないと言いながら、消費税増税に関しては白紙委任でも良いと言う。これはディベートで完全敗北のパターン。

というのは、今回の民主党の消費税増税という方針を認めることは、選挙の勝者への白紙委任を認めなければならない。ところが選挙の勝者に対して白紙委任を認めるということは天下の朝日新聞としては絶対に認められない。有識者と言われる人たちは、白紙委任じゃないぞ!と批判することが使命。

すなわち論理的には成り立ちえないロジックでありながら、消費税増税という結論と、有識者として白紙委任は認められないという自分の価値観に縛られて、論理破綻するというパターンです。読売新聞の渡辺恒雄さんも、政治家への白紙委任はダメと言われている。

今回の民主党の消費税増税を認める立場の人は、選挙での勝者に白紙委任を与えることを認めなければロジックとして成立しない。だって政権交代選挙のときには民主党ははっきりと消費税の増税をしないと言ったんですから。僕が消費税増税方針を採るなら、政治家白紙委任説を採る。

そしたら有識者から散々批判されるんだろうね。でも、今回の民主党の消費税増税を認める立場の人は、政治家白紙委任説を採らない限りロジックは成り立たない。しかし有識者としてそれは認められない。そして論理破綻。政権交代選挙で消費税は増税しないと民主党は言い切った。

にもかかわらず、このマニフェストの根幹部分の変更を許し、次の選挙で審判を受ければ良いというのは、完全なる白紙委
任です。恵村さん、そして読売新聞の渡辺さんは、政治家に白紙委任を与えるのか否か。まずその立場をしっかりと定めなければならない。

結局、朝日新聞、読売新聞、産経新聞、毎日新聞、日経新聞、皆政治家への白紙委任は否定するはずだ。ところが今回の消費税増税は皆賛成する。選挙も踏まえないのに、堂々たるマニフェスト違反を認める。これを白紙委任を言わずして何を白紙委任と言うのか!大手新聞も権力チェックになっていないよ。

全て結論先にありき。大手新聞は、政治家への白紙委任を否定しながら、消費税増税は白紙委任を認める。結局、自分たちが正しいと思うことは論理をすっ飛ばしても良いという非常に危険な考え方。統治は論理、手順が全てだ。朝日新聞、毎日新聞はそれが一番激しい。

自分たちの価値観が全て。その結論を導くためにロジックは行き当たりばったり。消費税増税に関しては小沢議員グループに多数決に従え!と言いながら、君が代起立斉唱条例については、少数の意見も尊重しろ!と言う。

君が代起立斉唱条例についてはマニフェストに書いていないことをするな!と批判しながら、消費税増税についてはマニフェストに書いていないことをやっても次の選挙で審判を受ければ良いと言う。全ては自分の考えに合わせてバラバラのロジックを組み立てる。

政治行政においては、自分のロジックの立ち位置をきっちりと定めて結論を導かないと、このようにその場しのぎのロジックになって結局信を失う。僕は多数決を重視する。議論を尽くした上での多数決。決まった以上は反対意見でも従わなければならない。

そして政治家はマニフェストの根幹部分には縛られるが、その他の部分には裁量を有するある種の白紙委任。この論を主張すると、「多数決に縛られる、その他の部分には裁量」というところが、インテリ層は気に入らない。しかしこのロジックを受け入れなければ民主主義は成り立たないのだ。

恵村さんの言うように、選挙で選ばれたからと言って全てではないなんて言ってしまうともうそれで選挙による民主主義、決定できる民主主義など成り立たない。選挙のときにはいくつも政策を掲げる。そして一票を投じる有権者は確かに全ての政策に同意したわけではない。

しかしそれを言うと、選挙の勝者は何もできなくなる。恵村さんは原発再稼働8条件には賛成で君が代起立斉唱条例には大反対と言う。だから仮に恵村さんが維新の会に一票を入れたとして、君が代起立斉唱条例はやるな!と言ったらそれこそ恵村独裁だ。

だって君が代起立斉唱条例をやってくれと言って維新の会に投票してくれた人もたくさんいるのだから。どうも恵村さんは選挙と言うものの理解が足りないようだ。選挙のときにはできる限り政策を具体的に述べよとメディアは言う。その政策に1から10まで完全同意で投票してくる人の方が少ないだろう。

しかし選挙と言うのは、個別政策に対して投票するのではない。究極的には政治家と言う人間に投票するのだ。立候補者が掲げる政策・公約から立候補者の価値観・思考を推察して、その価値観・思考に投票するものである。

ゆえに当該立候補者に一票を入れた以上、いくつかの政策で気にくわないことをやられても全体としてOKとなれば、それで良しとしなければならない。それが選挙だ。元へ。今回の民主党の消費税増税を許すと言うことは、選挙に通った者に白紙委任を与えると言う考えを是認しなければならない。

恵村さん、白紙委任を認めますか?白紙委任はダメだ。しかし消費税増税は自分の考えと同じだから、消費税増税だけは選挙を無視して良いは通りませんよ。選挙で増税しないと言い切った民主党に増税を許すと言うことは、任期中の完全白紙委任を認めることです。僕は完全白紙委任には反対。

マニフェストの根幹部分には政治家は縛られる。ゆえに根幹部分を変更するには必ず選挙で変えなければならない。マニフェストの根幹部分以外は政治家にマニフェストで示された価値観、方向性の中である程度の裁量を認めるという立場です。記事を読み返してみて下さい。完全論理矛盾です。

一連のツイッター読み返してみると、繰り返しは多いし、文章としてもちょっとぱっとしない。言い訳ですが、横で二男が風呂上がりで筋肉自慢をして来て、筋肉を触らされながらツイートしていたので、その辺許して下さい。

posted at 19:59:40

(橋下氏 twilogより)

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