維新の会 “国会議員と地方議員は対等”方針確認

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(引用)

維新 “国会議員と地方議員は対等”

新党「日本維新の会」の代表となる大阪市の橋下市長らは、15日、新党の組織の在り方を巡って協議し、新党に参加する国会議員らと大阪維新の会に所属する地方議員は、あくまで対等な立場とする方針を確認しました。

「日本維新の会」の組織の在り方を巡って、新党に参加する7人の国会議員の一部から、「国会議員は地方議員に比べてより重要な政策決定に携わっており、責任の重さが異なる」などとして、代表を決める選挙といった党内の意思決定に関わる国会議員の権限を大阪維新の会に所属する地方議員よりも強くするよう求める意見が出ています。

これを受けて、新党の代表となる大阪市の橋下市長や、幹事長となる大阪府の松井知事ら幹部は15日、大阪市内で対応を協議しました。
その結果、「維新八策」に盛り込まれた地域主権改革などの考え方に沿って、国の統治機構の作り直しを求める立場から、既成政党とは異なる新たな政党の形を貫くべきだという認識で一致し、あくまで国会議員と地方議員は対等な立場とする方針を確認しました。

一方、次の衆議院選挙の候補者の擁立作業について、橋下氏や松井氏、それに新党に参加する国会議員らをメンバーとする選考委員会を近く設置して、今月28日に締め切られる第1次公募の応募者の選考に入り、来月中に合格者を決めることになりました。(NHKニュース 9/16)

朝日新聞の報道によると、
この協議には、国会議員7名も同席していたとの事。
その際、以下の「日本維新の会」党規約についても決められたとの事です。

(引用)

維新代表に強い権限、任期は3年…党規約案

 地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が結成する新党「日本維新の会」の党規約案が15日、明らかになった。

 代表任期は「就任から3年後の9月末まで」と明記し、事実上3年間とし、再任も認めた。国政選挙の公認・推薦や比例選の名簿登載順位については「代表が決定する」とした。民主党の場合、こうした決定は常任幹事会で行うと定めており、日本維新の会は、代表に強い権限があることを明確にした。

 党本部は大阪府に置くと定めた。党の最高議決機関は「全体会議」で、所属国会議員と首長、地方議員で構成するとし、事実上、国会議員と地方議員らを同列に扱った。

 このほか各都道府県に支部を置き、代表が重要な支部と認めたところは「地域政党」に指定することも盛り込んだ。
(読売新聞 9/16)

次期衆院選での資金面での問題から決めかねていた「企業・団体献金の禁止」ついても明記を決めたとの事です。

ただ、以下の様な報道も…

無理に対立を煽っている気もしないでも無いんですが…

(引用)

日本維新の会、空中分解の兆し 大阪主導の規約に東京側は「暫定」

 橋下徹大阪市長を代表とする新党「日本(にっぽん)維新の会」に参加する国会議員と「大阪維新の会」の府議、市議らが15日、同市内の大阪維新本部で初会合を開き、党運営を定める規約を固めた。これにより、今月中に総務相へ結党を届け出る。ただ、国会議員側は大阪側主導で作られた規約を「暫定」と強調するなど不満を示す。次期衆院選の「台風の目」と目されていた維新だが、水面下では深刻な路線対立が生じている。

 会合では、党代表の任期は3年で再選可能とし、代表選は国会議員、地方議員ともに1人1票の投票で決めるとする規約を固めた。

 ただ、国会議員の一人は、協議終了後「過渡期の規約だから」と、変更もありうることを示唆した。

 国会議員側の7人は13日夜、都内で党の政策の柱とする「維新八策」や規約について話し合った。

 「こなれていない」「これが最終形とはならない」-。7人は八策については修正が必要との認識で一致した。規約についても「国会議員の自立性を明文化させないと国会対応が取れない」「各地域ブロックの責任者は国会議員にすべきだ」との意見が出た。

 しかし、15日の協議は、数で勝る府議団らが押し通し、国会議員側も、届け出を最優先させるため反論を極力抑えた。

 府議団や市議団は、「外様」である国会議員側に主導権を奪われたくないという意識が強い。国会議員側は、所属政党への離党届を出した直後であり、新党をここでご破算にするわけにいかないが、松浪健太衆院議員は15日の会合後、記者団に「国会議員団の規則は国会議員団で決めるのは当然だ」と主張した。

 「大阪」と「東京」との確執。「日本維新の会」は空中分解の危険性をはらんでいる。
(産経ニュース 9/15)

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