維新の地方連携、協定は3府県 全国展開なお足踏み

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朝日の指摘は分かりますが、まだ新党立ち上げを宣言して2ヶ月、実質発足して1ヶ月あまり…
地方に対しても、既得権者に対しても、厳しい事を掲げてますので、そう簡単には進んでいかないでしょう…
選挙までに時間が無いと言う事もありますが、しっかりと土台を踏み固めて行く事が大事だと思います…

(引用)
維新の地方連携、協定は3府県 全国展開なお足踏み

 日本維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が全国で進める地方拠点づくりが難航し、9月末の結党以降、党地方支部の設立は大阪支部のみで、政策一致などを条件に協定書を結んだ「友好協力団体」も3府県にとどまっていることがわかった。維新は次期衆院選を見据え、各地の地方議員らが作る「維新の会」に候補者を支援してもらいたい考えだが、全国的な組織づくりは時間がかかりそうだ。

 次期衆院選をにらみ「第三極」を主導する維新の支援組織づくりについて、朝日新聞の全国の取材網と維新側への取材で調べた。

 協定を締結した地方の政治団体は京都、岡山、静岡3府県の維新の会。東京、千葉、愛知、奈良、愛媛、福岡、長崎7都県の「維新の会」とも協議中だ。維新は今月21日、協定を結んだ団体を大阪市内の党本部に集め、初の「全体会合」を開く予定で、それまでにさらに2団体程度と協定を結ぶ見通しという。

 連携の動きは、維新の拠点である大阪を含む近畿に加え、四国や九州といった西日本で進んでいるが、東日本での動きはいま一つ。北海道や東北、北陸信越などでの遅れが目立つ。(続く…)

(続き)
 維新は次期衆院選で、公募で選考した候補者を中心に擁立する方針。公募候補者は計240人前後になる見通しだが、多くは地盤がないため各地の団体から支援を受けたい考え。維新を名乗る団体が乱立したこともあり、連携する団体との間では党綱領「維新八策」への賛同や首長・都道府県議1人以上の所属、次期衆院選での公認候補者への全面支援などを条件とした協定書を、都道府県ごとに1団体のみと交わすとした。

 ただ、千葉や愛媛では県内の複数の団体を一本化できず協議が滞っている。維新の名前を使うことを優先したり協定の条件に難色を示したりする団体もある。

■地方と党本部、すれ違う思惑

 日本維新の会は衆院解散・総選挙をにらみ地方拠点づくりを急ぐが、全国的な広がりにまではなっていない。各地の団体は自らの地方選で維新の看板に期待し、総選挙での支援を重視する党本部と溝がある。維新は地方議員約100人を全国に手分けして派遣し、連携を探るが、道半ばだ。

 10月28日、日本維新の会と初めて協定を結んだ「京都維新の会」が京都市内で事務所開きをした。約100人が集まるなか、顧問に前衆院議員が就き、京都府南部の市町議計3人が合流すると発表。近く京都市議1人も合流するという。

 京都維新の会は協定書の条件に沿い、次期衆院選での維新の公認候補支援や、維新政治塾京都版の開催、京都府と京都市の二重行政解消に取り組むという。

 代表の田坂幾太府議は府議7期目で自民党府連幹事長などを歴任。国政進出を希望してきたため、「選挙目当て」との声もある。田坂氏は「自民党から国政に出られなかったからだと言われるのは心外。地方組織づくりで実力を認められ、日本維新から『出ろ』と言われたら出る」と話す。

 日本維新が地方団体と協定を結ぶ狙いは、足場のない地方での支援組織づくりと、地域の選挙事情の収集にある。連携する側には、地元の地方選挙で「維新の会」の看板を掲げ、橋下徹代表の写真をポスターなどに使える利点がある。維新が連携方針を打ち出した9月以降、党幹部に各地から問い合わせが相次いだ。

 だが、連携協議は思い通りにはいかないようだ。

 東京都議でつくる「東京維新の会」とは、連携より踏み込んだ「東京支部」設立で大筋合意していたが、10月の都議会で戦前の大日本帝国憲法の復活を求める請願に賛成。橋下氏は不快感を示し、維新幹部も「政策が違うなら連携できない」と「白紙」になった。

 また「都道府県で1団体」という協定の条件が足かせになり、地域ごとの維新の会を一本化できない愛媛や千葉では協議が持ち越されている。協定は、大阪市で制定した職員基本条例や教育基本条例と同趣旨の条例を制定したり、議員定数2割削減を地元議会でも取り組んだりするよう求める。こうした条件に二の足を踏む団体もあるという。

 地方団体との協議の責任者である維新の今井豊副代表は「選挙目当てに寄ってくる団体もある。連携を急いで問題が起きたら世論が離れるし、難しい作業だ」と話す。

■連携拡大へ府市議100人派遣

 一方、維新は所属する大阪の府議、市議ら100人余りを比例11ブロックごとに分け、支持拡大への活動に取り組む。「自ら票を掘り起こすための攻めの活動だ」と維新幹部は言うが、こちらも手探り状態だ。

 「東京駅で1時間ほど朝立ちをしました。印象的には非常に冷たかったです……」。1日、維新の組織戦略会議で東京ブロック担当の府議はこう話し、「地道に活動を続けていくしかない」と訴えた。府議らの活動は首長や有力議員へのあいさつ回り、ビラ配りや街頭演説だ。ただ、知名度は高くなく、東北地方の山間部での街頭演説は報道関係者の姿ばかりが目立った。

 10日に橋下徹代表らが広島県内で街頭演説した際、中国ブロック担当の大阪市議が警察との折衝やPRにあたった。広島市などで1千人超の聴衆が集まったが、ブロックリーダーの美延(みのべ)映夫(てるお)・大阪市議は「中国地方は縁もゆかりもない。最初はどこに人が集まるか分からなかった」。

 北海道ブロック担当の大阪市議6人は10月末から訪問を重ね、道内の27市を訪れた。費用を抑えるため、主に移動はレンタカー。市長らにあいさつするだけで精いっぱいだったという。
(11/11 朝日新聞より)

朝日は心配してくれて書いているのか?
それとも、週刊朝日の件以来、維新へのプレッシャーを強めているんですかね…!?

コメント

  1. 価値観が同じ? より:

    橋下氏は石原慎太郎前知事とは、価値観が合うと言っている。憲法破棄は青嵐会時代以来の石原氏のDNA。彼は封印しない。石原発言「女が出産出来なくなったら生きているのはムダ」「東日本大震災は天罰」「テレビに同性愛者が平気で出る」(文部省にいじめが原因の自殺予告の手紙が来た件で)「自殺するならさっさとやれ」「(重い障害者は)人格があるのか」(オリンピック招致を前に)「西洋人の柔道はけだもののけんか」「原発反対者はサルと同じ」(菅首相が靖国参拝しなかったので)「あいつら人間じゃない」(参拝しない天皇も非国民?)「核を持て」「徴兵制を」「日本は軍事政権をつくれ」。些細なことと言うなかれ。日本の未来に向けた発言もある。橋下氏もこの価値観か。

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