パチンコ依存症のお年寄り急増 年金つぎ込み家族借金も(2010年:朝日新聞)

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4年前の朝日新聞は、ちゃんとパチンコの問題書いてたんですね・・・
どうして今は、始まってもいない「カジノ」だけを攻撃するようになったんでしょう・・・
きっと、大人の事情があるんでしょうね・・・

(引用)
パチンコ熱中のお年寄り急増 年金つぎ込み家族借金も

パチンコに熱中するお年寄りが急増している。独り暮らしの寂しさをまぎらわせるためだったり、定年後の毎日の退屈しのぎだったり。3年前の規制強化でギャンブル性の高いスロット機が禁止され、客離れが深刻になっている業界も、高齢層からの集客に「生き残り」への期待を寄せる。借金を重ねて大金を浪費する依存症も目立ち始めており、新たな社会問題になろうとしている。

10月15日、東京都板橋区の私鉄駅に近いパチンコ店は白髪の目立つ高齢客で埋まっていた。

「オススメ台」の札がかかる台の前を行き来していた女性(79)は近くで独り暮らしをしている。階段がつらくて遠出ができなくなり、数年前から月数回、この店に通っている。年金は月額約11万円。この日は下ろしたばかりの2万円を持って来た。「お金はかかるけど、ほかにやることもないので。顔なじみに会って気が紛れるのもいい」

偶数月の「15日」には、2カ月分の国民年金と厚生年金が全国一斉に支給される。どの店舗でも、この日は年金を元手に遊ぶ高齢者で台の稼働率が2~3割上がるとされている。

公益財団法人「日本生産性本部」(東京)が15歳以上の男女を対象に調査した結果によると、60歳以上のパチンコ遊技人口(推計値)は過去10年間は200万~300万人で推移していたが昨年は急増し、約430万人にのぼった。遊技人口全体の25%を占めている。

■広がる「依存症」 弁護士らに相談相次ぐ

パチンコ店通いのために借金を重ね、家族関係をも崩壊させる――。お年寄りたちにもそんな「依存症」の広がりが心配されている。

弁護士や司法書士でつくる「依存症問題対策全国会議」(事務局・熊本市)には最近、高齢者の家族らからの相談が相次いでいる。

70代の義父について相談してきた熊本県の男性は「家族内で救おうとしたが、どうにもならなくなった」と打ち明けたという。義父は退職後にパチンコ通いが激しくなり、老後の蓄えを使い果たし年金にも手を出し始めた。立ち直らせたくて援助するうち、自分もヤミ金融などに300万円の借金を抱えた。

患者数の正確な統計はないが、専門家の間では、パチンコ依存症は全国で100万人以上にのぼると試算されている。全国会議代表幹事の吉田洋一さん(74)は「高齢者の場合、パチンコが唯一の趣味になっていることが多く、依存症であることを自覚できていないため問題が表面化しづらい」と話す。(2010/11/8 朝日新聞)

(最近のパチンコ事情、ご存じない方の為に繰り返し書きますが・・・)

現在のパチンコファンの実態…
1年間に平均28回、店に足を運び、(2週間に1回ペース)
1回平均、約70,000円も使い(その内出た玉は戻ってくる。もちろん、それ以上勝つ事もある)
1年間の1人当り勝ち負けは、平均約10万円のマイナスって感じです!

知ってました??

かなり、大きいお金が必要な娯楽になっているんです。
一発一発、のんびり玉を弾いて、2~3千円で1日遊べるイメージ(昭和30年代?)は・・・そこにはありません。
昔より見た目は断然キレイになったかもしれませんが、中身は「バクチ」そのものと言えると思います・・・

依存症になってしまって、毎日のように通えば、記事の様なことも起きてしまいますよね・・・

年金は、どう使おうと自由なのかもしれませんが、
現役世代が、苦労して結構な保険料を収めて、それをそのまま高齢者に配っている状況。
それが、この様に使われているとなると、いい気分はしないですよね・・・

(将来、自分がもらえなくなるかも・・・と言うのがあるかもしれませんが)
これじゃ、年金を払いたくないって人も出てきますよ。

日本から、パチンコも公営ギャンブルも廃止するなら、「カジノ導入反対」の筋が通ります。
そうできないなら、カジノ導入時に、一挙にその辺りの問題もクリアにする方法を考えるのが現実的だと思うのですが・・・

P.S. こういう記事を書かれない様、テレビで言われない様に、関連企業がスポンサーについてるんでしょうね・・・

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