メール除きネット選挙解禁へ 自民部会が法改正了承

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(引用)
メール除きネット選挙解禁へ 自民部会が法改正了承

 自民党は7日の総務部会で、インターネットによる選挙運動を解禁する公職選挙法改正案を了承した。13日にも公明党、日本維新の会と共同提案する。今国会での成立は確実で、夏の参院選から電子メールを除いてネット選挙が全面的に解禁されることになる。

 法案では、これまで認められていなかったホームページ(HP)やツイッター、フェイスブック(FB)などを活用した選挙運動を解禁する。HPなどには電子メールなどの連絡先の明記を義務づけ、なりすましなどを防ぐ。

 電子メールによる選挙運動は、なりすまし対策が難しいとして政党と候補者に限って認めることとした。電子メールを送信するには送信先の同意が必要で、違反した場合は、2年以下の禁錮か50万円以下の罰金を科し、公民権停止の対象となる。送信者の氏名や受信拒否の通知先の表示を義務づける。送信に同意したことを示す記録は保存しなければならない。

 ネットによる広告は他のウェブサイトから自身のHPに誘導する「バナー広告」を政党にのみ認めることとした。候補者を当選させないための「落選運動」をメールでする場合は、アドレスや氏名の明記を義務づけ、違反した場合は1年以下の禁錮や30万円以下の罰金などの罰則も定めた。

 メールの表示義務を果たしていないHPについて、プロバイダー(接続事業者)が中傷を受けた候補者らからの削除要求に応じても賠償責任を負わない免責も規定。参院選後にネット選挙のあり方を改めて検討し、次の国政選挙までに必要な措置を講ずるとする見直し規定も盛り込んだ。

 ネット選挙を解禁する公選法改正案は、民主党とみんなの党もメールの解禁範囲を一般有権者にまで広げた対案を提出。今後、国会で修正協議が行われるが、他党の賛成で与党案が成立する公算が大きい。(朝日新聞 3/7)

このHPから「ONE VOICE CAMPAIGN」のバナーを外す日も近いようです。

ゆくゆくは、ネットで「投票」が出来るまで進んで欲しいと思います。

まあ、とにかく、夏の参院選、選挙模様はどのように変わるのか??
注目したいと思います!

コメント

  1. アンパンマン より:

    SECRET: 0
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    「ネットで投票」には反対ですね。理由は二つです。

    一つは不正防止のハードルが高すぎること。良く「成りすまし問題」が取り沙汰されますが、「ネットで投票」で必要とされるのは、単に「本人が実施したか否か」だけではなく、「本人の"意思"で実施したか否か」です。「遺言」をネットでする状況を考えるとわかりやすいかもしれません。まして、日本の選挙は「無記名」ですので、「記名」の「遺言」よりハードルは高いことになります。

    一つは有権者の意識の問題。別エントリで取り上げられた畑本さんのように、候補者は身を削って選挙に出られているのを考えると、たかが「投票場へ行く」という負担に耐えられない有権者に投票して欲しく無いとすら思っています。

    「ネット選挙運動」には賛成してます。

  2. 先憂市民 より:

    SECRET: 0
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    アンパンマンさん
    いつもありがとうございます。

    なるほど…
    ご指摘の点は納得です。

    「ゆくゆくは…」と書いたのは、2~3年後位では無くて、5~10年後位のイメージです(^^ゞ

    様々な問題、リスク、課題はあるのでしょうが、
    実現した場合、有権者側・行政側にもたらされるメリットも、かなりのものがあると思います。

    やる・やらない。
    どの様な結論になるか、わかりませんが…

    問題・課題を解決できるか?
    リスクは小さくは出来ても、ゼロには出来ないでしょう。それを許容できるのか?
    実現した場合のメリットはどのようなものがあるか?
    などなど…

    議論は、始めるべきかと考えます。

  3. アンパンマン より:

    SECRET: 0
    PASS: d4082ac4db3c14681d8dfc9a485bed44
    確かに、僅か10数年前、ロクヨン・ロクヨン・イチニッパと言っていた頃は、今のように国会の議論や政治家の会見を誰もが自由にネットで動画が見られる今を想像できませんでした。

    しかし同時に、僅か10数年前には、巷で騒ぎの「パソコン遠隔操作」のような問題も想像できませんでした。のみならず件の「片山容疑者が行ったとされるコト」は、技術的には大したレベルではなく、実際の世の中は「片山容疑者の行ったとされるコト」の何歩も先を行っていることは余り認知されていません。

    また、繰り返しになりますが、通常言うところの「なりすまし」問題は、「本人の知らぬ間に、誰かに成り代わられる」コトを言います。しかし「ネット投票」で解決すべきは、そいういうレベルとは異質の問題です。

    銀行ATM振込での本人確認は「カード所持と暗証番号」ですが、自分が銀行に行く時間が無い場合は、カードと暗証番号を人に託して振り込んでもらう人が居ますし、社会的にも「本人が了解してればOK」ですよね?
    そういう「人に委任できる」ような事項のネット化は大いに推進すれば良いと思います。
    (住基カードはコケましたが、マイナンバーは成功して欲しいです)

    現在の選挙の投票での本人確認は「投票案内状を持っているか」ですが、自分が投票に行く時間がないからって、投票案内状を託して投票してもらうのは、「本人が了解していてもNG」ですよね?
    「ネット投票」が導入されれば、例えば「自分は政治のコトは良くわからないので、貴方(配偶者/親/兄弟/子供)が自分の分も投票して」なんてコトになりかねません。当然ながら、そんなコトはあってはならず、従来は対面で防げていたこの種の問題が「ネット投票」では懸念されます。家族間ならまだしも...(以下略)

    とはいえ、昔は「クレジットカードも結局は借金」と言っていたのが、「政治家の政治資金も全て議員専用クレジットカードを導入すれば領収書なんて面倒無いのに」と考えるようになったとか、あらゆる面で時代と供に自分自身の考え方も変わってきました。
    今や、墓参りすら「ネットでやれば便利」という人が居るとも聞きますので、正直なところ先のコトはわかりませんけれど...

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