(道州制って、こんなイメージ・・・) 「地方から地域へ」 天野祐吉

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「道州制」ってこんな感じじゃないの!?と思える記事を見つけたので載せてみました。

(引用)
(CM天気図)地方から地域へ 天野祐吉
(雑誌『広告批評』主宰者)

 夢を語るのはいいことだ。それも金もうけの夢じゃなく、たとえば東北復興の夢を。

 「復興、復興っていうけどさ、ただ元に戻すだけの復興じゃだめだと思うんだよなあ」

 と、すばらしい星空の下で、秀吉(たけし)が信長(木村拓哉)を相手に話している。小さな丘の上。眼下に陸前高田の夜景。(トヨタのReBORN特別版)

 「おれさ、仙台を日本のボストンにしたいんだよ。ボストンにはハーバードとかMITとかあんじゃない。仙台には東北大学とか、いい大学あんだろう。そこにさ、最先端の技術とか日本の英知を集めて、ITに強い日本をこの東北から復活させるんだよ。山形をシリコンバレーにとかさ、岩手をデトロイトにとか……」

 「じゃ、福島は合唱がさかんだから音楽の都、ウィーン」

 と、信長も応じる。

 「こういう状況になったからこそ、まったく新しい発想でつくりかえる……できますよ、きっと。ねばり強い東北人なら」

 夢を語るのは自由だ。「仙台はボストンじゃない、ハイデルベルクだ」なんて言う人がいたっていい。ここで大切なのは、強力な中央集権制でしばられ続けてきたこの国の地方都市を、それぞれに個性豊かな都市に再生していこうということだ。

 都市だけじゃない。最近は各地の町や村を拠点に、伝統的な職人技術の活性化をはかったり、東南アジアの町との交流を進めたりする活動も盛んになっている。

 だいたい“地方”というのは、“中央”に従属する言葉だ。そうでなく、それぞれが“地域”として自立し、個性を競い合う世の中になるのがいい。ンだ、地方なんて言葉、おらもきれえだ。

 (コラムニスト) (3/20 朝日新聞)

あくまでも「道州制」の一部分のイメージですが…
こういう表現をすると、分かり易くて、夢がありますよね

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