【「保育園落ちた」関連】NPO法人フローレンス・駒崎弘樹氏「本当に解決するには、選挙に行って投票で声を届けること」

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2012年、当時の橋下市長へ「保育ママ」活用に関する提言をした、
小規模認可保育所を運営する、認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹氏。
駒崎弘樹氏 @Hiroki_Komazaki から橋下大阪市長 @t_ishin へ、保育ママ活用に関する提言まとめ

雑誌のインタビューに答えました。
「保育園落ちた」ブログで日本は変わるのか 待機児童問題に取り組む、駒崎氏からの提言(東洋経済オンライン)

(一部引用)
──なぜ自治体は市民が困る規制を作るのか。選挙で選ばれた市長もいるのに。

過剰なまでのコンプライアンス(法令遵守)じゃないでしょうか。もし何か事故などが起こったら、責任を取るのは役人ですから。だからリスクをゼロにして、いちばん危なげないよう、とりあえず厳しい基準を作る。思考が停止してます。

横浜市では市長が積極的に動いて待機児童を一部減らしたし、豊島区では小規模保育所の設立に熱心でした。ただ、ほとんどのトップはそこまで細かい規制があるのを知らないし、役人から情報が上がらない。だからわれわれが「おかしい」と騒ぐ必要がある。

──匿名ブログには、「地方に引っ越せば」「ゼロ歳児のときから動けば」など、保活の仕方への批判もある。

まったく愚かな考えです。

確かにこれは都市部の問題で、低年齢児に限った問題です。だがそもそも保育所に入れない状況がおかしい。小学校に入るのに活動しますか。保育所(保育園)とは、児童福祉法に定められた児童福祉施設で、われわれは税金を納めているのですよ。

お恵みではない。保育を受ける権利をみんなが行使できることが前提であり、できてないのは国や自治体の責任。それなのになぜ引っ越さなければならないのですか。

この問題を本当に解決するには、選挙に行って、投票で声を届けること。選挙以外でも電話や手紙で発信すれば、議員が見るし、議員が見なくても秘書が見る。子どもに予算をつけるのは、消費でなく(未来への)投資です。将来的に社会に返ってくることをわかってほしい。(引用終わり)

都市部でも、しっかりと対処している自治体がいくつもある。
メディアは、ここをもっと伝えて欲しい。

そうすれば、
「何で、私の住んでいる所は出来ないの?」と、疑問が湧く。
おのずと自治体の政治に目が向き、選挙が大事になってくる。

ちなみに、(維新の登場で)政治意識の高くなった大阪市、吉村洋文市長のツイート・・・

おおさか維新「"今すぐ" 待機児童『ゼロ』作戦」発表 保育士給与「9万円引上げ」(公務員正規保育士は除く)など

関連
橋下徹氏「公務員正規保育士の給料は公務員非正規や民間と比べて高すぎ。まずは公平に。次に拡充」3/9のツイート
「保育士不足の原因は、保育士の配置基準と保育士資格の硬直性にあることを、国会議員は誰も指摘しない」3/18,19のツイート

コメント

  1. 匿名 より:

    まさに東京の問題と考えてよいのではないかと。
    都市部に人が集まるのは仕方のないことだけども、地域地域を見るとソコまで保育問題加熱させるか?と思えるほどです。
    特に街作りに問題があって、高層マンションが何棟も建てばそりゃ何千人と人が一気に集まるわけで、なのに自治体は保育所なんて考えてもいなかっただろう。
    自治体がしっかりやってればこんな声はあがらないし、そもそも自治体の問題ですからね。

  2. kou より:

    この方とは真逆かもしれませんが、長谷川豊さんのブログも興味深いです。都内の人口密度からの考察や結局のところ、一極集中による弊害の一つであるとし、統治機構改革・地方分権が必要だと言っています。
    面白いのがこの方、ご存知の通り自民党の党員。でも、主張は橋下さんに非常に近い点。今はいち私人である橋下さんの名前はほとんど出しませんが、これ橋下さんのことだよね?というようなことが随所に出てきています。

    たとえば↓とか(抜粋)
    <<官僚たちの方がおぼっちゃん政治家たちよりも300倍くらい頭がいいからだ。これは取材してれば誰でも知ってる話だ。官僚に答弁の作文を書いてもらっている政治家が、霞が関に対して「お前ら、明日から全員クビ」とは言えない。それだけの話。なので、よほど突然変異のような政治家が出てこない以上、そんなことは絶対に出来ない。
    …まぁ…一人いる気はするが…まぁいいや、その話は。>>

    これも、かな?
    (この次回ブログで統治機構改革・地方分権の話につなげてます)
    (抜粋)
    <<では「人」の価値を高めるためにどのようにして行政サービス…特に「教育」を高めるべきでしょうか?どのような社会的な投資を行うべきでしょうか?

    実はこれを解決できる私の考えであり、私の思う日本の形はすでにある方が指摘されているんですが、ぜひ次回のコラムで書かせていただきます。>>

    もちろん、ちょっと違うかな?というような内容の時もありますけどね。

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