(大阪都構想1分ガイド)「周辺の市はどうなるの?」

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(朝日新聞より引用)
(大阪都構想1分ガイド)周辺の市はどうなるの?

 今回の大阪都構想案で特別区に再編されるのは大阪市だけだ。大阪維新の会は周辺市も含めた再編をめざしたが、大阪市と同じ政令指定市の堺市は一昨年の市長選で維新候補が敗れて計画が頓挫。それでも堺市のほか東大阪市、吹田市など大阪市に接している市は特別区になる道が残る。

 その手続きは大都市地域特別区設置法で定められ、大阪市の再編とほぼ同じ。大阪府と対象の市の首長や議員が協議会を設け、案をつくる。堺市のように人口が多くて二つ以上の特別区に分割する場合、府と堺市の両議会で案を可決して最後は堺市民の住民投票で決める。市を分割しない場合は、府と市の両議会で案を可決すれば、市がそのまま一つの特別区になる。

 特別区は大都市を想定した制度で対象は政令指定市かその隣接市町村に限られる。大阪市から離れた市町村は特別区にはなれない。(引用終わり)

補足・・・
現在、大阪府内で広域行政に関する仕事の権限を持つのは、「大阪府」と政令市である「大阪市」と「堺市」。

例えば、大阪府が大阪全体に関する事を、大阪市内や堺市内でやろうとした時、
大阪市や堺市と協議をして、決めないと出来ない。
大阪府内に、大阪市と堺市にだけ、「壁」がある状態・・・

上手く話がまとまれば良いが、調整がつかなければ計画は頓挫。いつまで経っても進まない・・・
と言う事は、大阪全体、それ以外の市民ににとっても困った事。

交通網の整備などは、今までの府・市別々の計画整備を行っていた為、大阪市内と以外の地域との連携が悪く、非常に不効率、使い勝手が悪い。(←東京とその周りの首都圏と比べて)

例えば、都営地下鉄新宿線の始発駅は千葉県市川市。もうすでに都内だけでなく、都県をまたいで連携している。
橋下さんがいつも説明している、地下鉄の私鉄乗入れも、東京・首都圏では、それが前提で鉄道整備がされるので、大阪では、そうでない事に驚いている位・・・

今度、大阪都構想が承認されれば、大阪市から大阪都へ広域行政の仕事は移る。
少なくとも、大阪市とは協議をする必要は無くなるので、事がスムーズに進む。

(堺市以外の)大阪府下の市民にとって、とってもプラスになると思います。

今後、堺市も、都構想に入ってきてくれれば、もちろんさらにプラスでしょう。

広域行政の仕事が、大阪都に集約され都知事の権限が大きくなる事を危惧する声もあります。

確かに、東京でも都知事も、これまで問題点を指摘されてきました。
ただ、だからこそ出来た仕事も数多くあります。

しかし、今までの大阪府知事は、どうだったでしょうか?

大阪市と意見が合わず、出来なかった事。
大阪市が、すでに作っているのに、また、同じようなものを作ってきた事。(二重行政)
そして、府下と大阪市との交通インフラの不便さ・・・

周辺市の皆さん、どちらが良いと思いますか?

「大阪都構想1分ガイド」シリーズまとめ

大阪都構想タウンミーティング動画集
http://oneosaka.jp/shishinokoe/new.html

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