「橋下徹による森友学園騒動の論点整理『真の問題はどこなのか?今やらなきゃいけない事は?』」3/2のツイート

連日、様々な情報がもたらされ、その度にメディアは大騒ぎで報じるが・・・
何一つ問題の決着を見る様なものは無く、そして深追いされる事も無く忘れ去られる状況・・・

そんな状況に業を煮やしたのか?
橋下さん、論点整理連続ツイートを発信しました!

(橋下徹氏twilogより引用)

(森友学園)
①論点をきちんと整理した上で解明を進めていかないと豊洲問題のように大混迷となる。豊洲問題はあれだけ大騒ぎしていたのにそれらはほぼ問題なしとなってしまった。小池さんは築地の汚染については「コンクリートで覆われているし地下水は利用しないので問題ない」と。それ豊洲もだよ。

②小池さんは豊洲の建物は安全であることも都議会で宣言した。結局歴代知事と都庁のこれまでの説明の仕方の問題に収斂された。あとは東京ガスと浜渦氏の契約のやり方。表では東ガスが汚染を除去するとしながら裏ではそれは不要という契約の在り方。そしてそれを石原さんが認識していたのか

③森友の教育方針の問題や敷地内のゴミを完全に撤去しなかった問題はきちんと対処すべき。それとあっせん利得贈賄、あっせん利益供与の申し込み罪も問題となるだろう。鴻池さん以外にも色々と政治家に働きかけていただろうから政治介入の事実を解明することは必要。

④ただし今一番にやらなければならないことはゴミ廃棄費用8億円の妥当性だ。第三者がやらなかったことは手続き的に問題だが、額自体はどうなのか。豊洲も建物内の安全性や築地の安全性との比較という本質論を離れて議論が混迷した。森友の問題もまずはゴミ廃棄費用の妥当性の検証だ。

⑤まずゴミ廃棄費用を第三者に鑑定させる。8億円に正当性があれば売買価格自体に問題はない。あとはゴミを完全撤去していないことや第三者に鑑定させなかったという手続き上の問題。また当初購入申し込みがあった大阪音楽大学に購入のチャンスを与えたか。

⑥当初9億円で売買が成立し、校舎建築後にゴミ埋設が判明したならそりゃ国は売主としての責任で善処するのが普通。開校時期に合わせてできる限りのことはやるだろう。しかしこれら全てが売買価格を引き下げるストーリで動いていたのかどうかは、ゴミ廃棄費用の妥当性で判明する。

⑦ゴミ廃棄費用が不当に高ければこれは完全に疑獄事件だろう。政治家の介入も間違いない。しかし廃棄費用が本当に8億円なら、手続きミスが色々あったにせよ大疑獄事件にはならない。今、まず検証すべきはゴミ廃棄費用8億円の妥当性だ。

⑧しかしこの問題がこれだけこじれた根本原因は記録が残っていないこと。防衛省のスーダン日報もそうだがいったい日本政府は同じことを何度繰り返すのか。ルールに基づいて廃棄したと役人は言うがそのルールがおかしいことは明らかだ。政府与党は真摯に反省しルールの全面見直しをすべき。

⑨大阪府と国交省が協議調整をやったのは事実。問題点の検証は必要。ただし森友の教育内容に問題がなく売却価格も正当で開講に何の問題もなければ、この大阪府と国交省の協議は縦割り行政を乗り越えるための協議だと評価されたはずだ。

⑩国は大阪府が認可すれば契約する、府は国が契約すれば認可するという状態。まさに縦割りの弊害。同時に手続きを進めればこれを乗り越えられるので府は条件付き認可という形で進めた。森友に今回の問題がなければ、こんなことで手続きを止めると縦割りだ!と批判を受けただろう

⑪記録が廃棄されていること、森友のトップが政治家を金で動かそうとしたことの二点で大疑獄事件かと疑われるのは仕方がない。ただしゴミ廃棄費用が本当に8億円かかるなら大疑獄事件の可能性はほとんどなくなる。もし森友の学校運営に問題があればそれは府知事であった僕の責任でもある。

⑫森友の理事長の態度振る舞いからすれば色々な政治家に働きかけをしているだろう。廃棄費用が正当であってもその周辺で力のない政治家が俺がやってやると金を受け取っている可能性はある。ここは森友のあっせん贈賄、あっせん利得供与をきっかけに捜査機関が解明するしかない。

橋下徹「メディアの薄っぺらな『ポピュリズム』批判はなぜ危険なのか?」 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

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