平沼赳夫国会議員団代表「自民と組むのも選択肢だ」・・・

11/18付 産経ニュースに掲載された記事です。
付けられた表題「自民と組む…」が目を引きますが、書かれている他の内容は、もっと「刺激的」です…

何か思惑があって、ここまで言ったのか?

維新分裂のカウントダウンが本当に始まり、野党再編がいよいよか…?

それとも、ここまで言えるのは、維新がそれほど風通しのいい党風を持っていると言う事??

とりあえず読んでみて下さい

(引用)
日本維新の会・平沼赳夫国会議員団代表「自民と組むのも選択肢だ」
 これは内輪話になるが、昨年11月17日に旧太陽の党と日本維新の会が合併する前、京都で石原慎太郎さんと大阪勢とで会談したんだ。私は2時間、終始、無言だった。なぜか。橋下徹大阪市長は「総大将で石原さんさえ来てくれればいい。(旧太陽の党の前身の)旧たちあがれ日本はいい」という話をした。私は「けつをまくったら、せっかくの合併ができなくなっちゃう」と我慢した。石原さんには「よく我慢したね」と言われたよ。

 さらに遡(さかのぼ)ると、一昨年1月、石原さんが(平沼氏の)事務所に来て「もう一度、国政に出て一緒に日本の政治を立て直そう」と言ったんだけど、都知事を辞めるのに時間がかかったんだね。昨年9月、辞めるめどがついて事務所に再びやってきて「頼みがある。永田町は数の世界。人気のある大阪維新の会と一緒にやりたい」と言うわけだ。

 私は目上の人には逆らわない体育会系の男だから「おやりになったらいいじゃないですか」と言ったら、「瓢箪(ひょうたん)から駒」で日本維新の会ができた。大阪側も人気に陰りがあったから「これに乗ったほうがいい」という思惑があったんじゃないかな。

 合併の効果で昨年12月の衆院選で54議席取れた。今年7月の参院選では(非改選と合わせて)3議席から3倍の9議席。これを起爆剤に団結して、憲法改正を主眼に置いて、力を発揮すべきだと思ってますよ。

 今は東京と大阪の二元体制だけれど、将来、限りなく一元体制に近い形で組織はやっていかないといけない。党本部が大阪にあるのもおかしい。東京に、とは思う。今、そんなことで党内をかき回しても軋轢(あつれき)が出るだけだけど、だんだんと分かってくるんじゃないかな。共同代表制として機能させるなら、橋下さんは国会議員の議席を持った方がいい。衆院選があれば出てもいいんじゃないかな。(続く…)

(続き)
彼の慰安婦に関しての意見は正しいが、地方政治しか知らない。国政はあまり知らないんじゃないか。国会議員団代表がしっかりしているから大丈夫だけどね。

 安倍晋三政権を振り返ると、「アベノミクス」をマスコミはもてはやしているが、実態は生やさしいものではない。9月に地元の後援会30カ所を回って、みんなと話をしたが、景気は回復していない。

 安倍首相は靖国神社にいずれは参拝すべきだ。小泉純一郎元首相は「私の後の首相は一人も参拝していないが、日中問題はうまくいっているのか」と語った。私も中国や韓国との関係はむしろ悪くなっていると思う。小泉氏は曲がりなりにも毎年行った。そしたら政権は5年もったんだよな。行かないと1年で終わっている。英霊が怒っているんじゃないの。

 政界再編は、維新が主導権を取りながら、じっくりとやっていく必要がある。衆参合わせて60人以上の維新という集団を大事にしたい。代議士になって34年。これまでもいろんな動きがあったけれど、再編への意志を持ちながら徐々に行動していくことが大切。拙速は慎まなきゃいけないよ。

 その場合も、あくまで保守基調でやらなきゃいかん。憲法を軸にした政界再編しかない。ただ、民主党で労働組合の力をもらっている連中とか、おやじの票をもらって独裁体制を敷いているみんなの党の渡辺喜美代表とは一緒になりたくはないね。

 安倍首相の自民党と将来、組むことも選択肢の一つ。思想的に安倍首相とは一緒なところもあるしなあ。自ら新党を立ち上げることについては、千変万化の政界だから、将来の図式の中の一つとしては、そりゃあ…。(11/18 産経ニュース)

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