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大阪府、人材バンク通さず 3人「裏口天下り」
大阪府人事課が2010~11年、府の人材仲介制度「人材バンク」を使わず、当時知事だった橋下徹大阪市長が禁じていたあっせんを行い、幹部OB3人を損保会社に再就職させていたことがわかった。正規ルートを通さない「裏口天下り」で、今年4月施行の府職員基本条例では、あっせんした職員は懲戒処分対象だが、当時は対象外だった。同課は「企業の意向に応じた。天下り先確保のため、やむを得なかった」と釈明している。
府人事課によると、11年1月、あいおいニッセイ同和損害保険(本社・東京)からOBの紹介を打診され、同年3月、水道企業管理者から外郭団体「府中小企業信用保証協会」に再就職していた元幹部(66)をあっせんした。元幹部は7月から同社顧問として、週2回勤務し、年300万円を得ているという。
同時期に、元監査委員事務局長(65)を三井住友海上火災保険(同)に週2回・年収320万円、元人事委員会事務局長(64)を富士火災海上保険(同)に週1回・年収156万円の待遇で、顧問にあっせんした。
府では長年、企業の希望に応じて課長級以上の幹部らの再就職を、人事課があっせんしてきたが、「企業との癒着が疑われる」として08年11月、当時の橋下知事が指示して人材バンク制度を創設した。現在は企業からの求人をインターネットの専用サイトで公開して再就職希望者が応募する形で、人選に府は関与しないという。退職予定者に加え、職員OBも利用できる。
府人事課は「3社には数代にわたって幹部OBが再就職してきたが、人材バンク利用に難色を示された。府への求人を他自治体などに知られたくなかったのではないか。望ましくない行為だった」と説明している。
一方、あいおいニッセイ同和損保は「人の紹介をお願いしただけで、人材バンクの活用は勧められなかった」としている。他の2社は「個別の採用経緯は回答できない」としている。(読売新聞 7/19)
規則に引っ掛からなければ何でもありの公務員・・・
口で言っただけでは聞かず、モラルも無しですね。
こんな状況では、規則で正して行く他無いですかね・・・