(参院選情勢調査)「年代別投票先 若者vs高齢者 違いクッキリ」

読売が、世代別の情勢調査を掲載しました。
なかなか興味深い結果になっています。

自民、比例第1党の勢い…10代の半数与党支持(読売新聞)

(一部引用)
 民進党は序盤調査から伸び悩んでいる。民進支持層の8割強を固めて2桁の議席獲得を射程圏内に入れたが、無党派層の支持は序盤調査に比べ自民党に迫られている。年齢層が高くなるほど支持を集める傾向にあり、18~29歳の支持は1割だったのに対し、60歳以上では2割弱だった。

 共産党も60歳以上から1割弱の支持を集めるが、若年層に浸透していない。13年参院選で獲得した5議席からの上積みを狙うが、序盤調査以降の勢いは弱まっており、比例選第3党争いでは公明党にリードを許している状況だ。(引用終わり)

記事をクリックして、添付されたグラフを見ると・・・

18,19歳の与党支持割合が一番多く、民共支持は一番少ない。

しかし、年齢が上がるにつれ、だんだん与党支持割合が減り、その分民共支持が増えて行く。

一番年齢が高い70代は、やや与党支持が盛り返すが、民共支持割合は最大に・・・

この結果、どう思いますか?

私が思ったのは2点

まず1点目
メディアが、あれだけ「シールズ」とか持ち上げて、若者の目を野党共闘に向けさせようとしたが、ほとんど効果が無かった。

若者がしっかりしていてチョット安心(^_^;)

2点目
民進・共産のホンネは「高齢者票の獲得」だが、
さりげなく政策や言動に折り込まれた「そのメッセージ」を、高齢者は敏感に読み取って支持している

そのメッセージとは・・・

(民進党の主張)
・アベノミクス金融緩和反対 → 年金生活者は、円高・デフレの方が物価が安くなるのでありがたい。
(だから民主党政権は円高・デフレを放置した!?)
・マイナス金利即時撤回 → リタイヤして預貯金の利子を当てにしてる人達はそう望んでいる。
・社会保障を維持するためなら赤字国債も → 次世代にツケを回しても、今の高齢者を、守ってくれる。
・とにかく「分配」を重視など・・・  

逆に、大都市圏で顕著に発生している「待機児童問題」については・・・

国の基準満たす「認可保育所」(補助の対象)
しかし、その全国一律の基準を満たそうとすれば、大都市圏では設立費用が高くつきすぎて採算が合わない為、中々作れない。

今回の参院選、民進・共産の候補者
殆どの候補が、この基準改正に「反対」の立場
参考記事:(朝日・東大谷口研究室共同調査)保育の基準緩和、各党に開き 待機児童問題(朝日新聞)

でも、「保育士の給与アップ」は主張・・・

なぜか?・・・

現在ある「公立保育所」と「その保育士」は、特に共産党の支持をしている。
共産党はこの人たちを守り、そして待遇アップを試みたい。

なので、大都市でいくら待機児童が増えても、本当に保護者がどんなに困っていても、保育所の新規参入は絶対反対
(表向きは、保育の質の低下が問題と言う)

そして、「待機児童問題」は「保育士が足りないからだ」と問題をすり替え、その公務員保育士(すでに高給)の給与をさらにアップさせようと試みる。

(この結果を見る限り)
若い人は、高齢者よりしっかりとした考えを持っていると思うので、臆せず投票に行って欲しいですね!

(追記)
何と、この報道記事が出た途端、
ネットに「若者に投票へ行かなくてもいい」と思わせる記事が急に載りだす。

映画監督・森達也が新有権者へメッセージ「棄権していい。へたに投票しないでくれ」(7/6週プレNEWS)
②(【参院選】選挙にいかない若者はバカですか?政治学者に聞いてみたより)(7/9Yahooニュース)
「実際のところ、1票は限りなく軽いというのが、現実です。だったら、わざわざ労力をかけてまでいかないよ、という判断があったとして、それは十分に合理的です。」
【参院選】「俺は俺でやる。だから投票に行かない」 棄権する20代の声を聞く(7/9Yahooニュース)

投票日前に、いくら何でも露骨過ぎないか?
世論調査を見て、若者が投票に行くまずいと思った人達の力が働いてると、言われても仕方ないんじゃないの??(-“-;)

投票に行く行かないで世の中・政治は変わります。
イギリス国民投票、事前の世論調査を覆して「離脱派」が勝ちました。
若者の投票率が少なからず結果に影響しました。

こんな記事には惑わされず、だからむしろ、若者らしく堂々と投票に行って下さい!

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