(トランプ氏拉致問題提起へ)橋下氏「安倍外交の大成果なのに、森友・加計問題で、問題のある所を素直に認めず信頼がどんどん失墜していくことは残念だ」4/12のツイート

(橋下徹氏twilogより引用)

森友ごみ積算、近畿財務局が増量依頼 航空局に数億円分:朝日新聞デジタル

これが事実なら、なぜこんな程度の事実を、朝日新聞が報じる前に安倍政権は明らかにできないのか。会計検査院の報告書を安倍政権は読み込んで自ら調査の陣頭指揮を執るべき。安倍さんは技術的なことと言うが、この程度のことは政治家が説明できるし、しなければならない。

値引きは全く根拠なく不適正だった。敷地を掘り返してゴミを確認すべきでは?という追及に、財務省は校舎が建っており難しいと答えたという。捜査を理由に改ざん文書の確認を拒んでいた理屈と同じ。校舎が建っていないグラウンド部分はすぐに掘り返せるし、国会・政府の調査が優先されるのは当然。


トランプ氏、日本の拉致問題を提起へ 米朝首脳会談で:朝日新聞デジタル

これは安倍外交の大成果なのに、森友・加計学園問題で、問題のあるところを素直に認めず信頼がどんどん失墜していくことは残念だ。異常な値引きは昭恵さんの存在が少なからず影響しただろうし、実質的な事業者選定の段階で安倍さんと加計さんが私的な飲食をしたのも間違いだ。

加計学園問題の本質は、国家戦略特区制度が、制度改正手続きと事業者選定手続きを厳格に区分けしていなかったこと。制度の欠陥。形式的には区分けしていたが、実質的には混在。制度設計者は自分たちの誤りを認めない。制度がおかしかったので、一点の曇りもないとは言えない。

加計学園問題は、国家戦略特区制度の制度設計の失敗が本質。特区制度が純粋な制度改正手続きであれば、安倍さんと加計さんが獣医学部の新設を話し合い、がっちりタッグを組むことは当然。飲食も問題ない。しかし特区制度に実質的な事業者選定の意味合いが含まれていると、事前の会話や飲食は問題となる

安倍さんの認識の間違いは「自分の力で行政を捻じ曲げたかどうかが重要ポイント」というところ。違う。実際に捻じ曲げたかどうかではなく、捻じ曲げたと「疑われないように」手続きを踏んだかどうかが重要ポイントだ。手続き的適正(外形的公正)とは公正「らしさの」確保だ。

この観点で見ると、安倍さん・安倍政権に違法不正がなく、直接行政を捻じ曲げるような指示がなくても、昭恵さんの森友学園の名誉校長就任や、実質的事業者選定に入った段階での加計さんとの飲食は問題だった。朝日が報じる前に、森友土地値引きの不適正を自ら解明すべきだった。

<<下に続く>>


明日4/13は、ダウンタウンなう「本音でハシゴ酒SP」に出演!

4/12今夜 10時からは・・・

南北、そして米朝の歴史的な首脳会談が近づく北朝鮮情勢。これだけの情勢変化に対応するにはどうしたらいいのか。弁護士として民間の「ややこしい人」との交渉を得意としてきた橋下氏が、国家間の交渉のキモを解説する。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(4月10日配信)より、抜粋記事をお届けします――。
国会では、IR(統合型リゾート)開始に向け着々と議論が進む中 これまで一番積極的に、IR誘致を推進してきた大阪・関西 そのIRの...

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