<民進党>岡田氏、合流を昨夏決意(毎日新聞)
(引用)
民主、維新の合流は両党内に強い異論を抱え、参院選後への先送り論もささやかれた。しかし、民主の岡田克也代表は昨年7月に合流の意思を維新幹部に伝えていた。岡田氏は党内情勢をにらみ、時機をはかっていた。「もうやろうと決めた。野党がばらばらのまま、好き勝手やっている自民党を許すようなら政治家でいる意味がない。2大政党政治に戻すため、民主、維新は一緒になるしかない」。昨年7月30日、岡田氏は東京都内のホテルのバーの個室に維新の党の江田憲司前代表を呼び出して伝えた。岡田氏は「民主は維新と一緒になってもう一度改革政党になる」とも語り、合流で党勢を立て直す意欲も示した。
江田氏は旧通産省で岡田氏の3年後輩。旧結いの党のグループを率い、合流でもキーマンだ。江田氏は岡田氏を「一度決めたら腹を固める人間だ」と評価しており、その夜、日記に「今日が歴史的な日になるかもしれない」と記した。
民主内には連合批判を繰り返す維新に強い拒否感があった。この日に先立つ6月、岡田、江田両氏が東京・千代田区の居酒屋で野田佳彦前首相らをまじえて会談した際には、江田氏は「民主、維新が一つの党になってまとまらないとどうにもならない」と訴えたが、岡田氏は沈黙したままだった。岡田氏が先頭に立って合流を唱えれば混乱は必至だった。
岡田氏は7月以降も両院議員総会などでは「安易に目先を変えても信用されない」などと慎重な発言を繰り返した。8月に水面下で始まった両党協議では、維新側は松野頼久代表、柿沢未途幹事長、江田氏だったが、民主側は、岡田氏が長妻昭代表代行、安住淳国対委員長代理を指名し、枝野幸男幹事長を外した。
いぶかる維新側に対し、民主側は「枝野氏には党内反対派への配慮で悪役を演じてもらう」と伝えた。枝野氏は合流決定直前まで慎重姿勢を示し、岡田氏が最後に決断を下す環境作りを担った。
維新側で民主へ接近する執行部に大阪側が反発した結果、柿沢氏が大阪側の批判を浴びて党分裂に至ったのとは対照的だ。岡田氏が決意を秘めたまま協議を主導したことが、合流を成功させた。(肩書は当時)【田所柳子】(引用終わり)
案の定でしたね。
あの当時、橋下氏・松井知事の言動が突如変わった事が非難されましたが、これが明るみになった今、あの対応は当然だったことが分かります。
それにしても・・・
住民投票に負け橋下さんが引退宣言、翌月には民主との合流を提案した江田氏・・・
で、代表代行ですか・・・恐れいります・・・
橋下市長「維新の党・内紛解決に公開討論会を提案。応じなければ離党を示唆」(2015.8.24)
松井知事「柿沢氏が幹事長を続けるかどうかに関わらず、離党する」(2015.8.27)
橋下市長「維新の党離党について」定例会見(後半)2015.8.27(2015.8.27)
(橋下・松井離党表明の夜)「維新・松野代表、江田氏と民主・岡田代表が会談」(2015.8.30)
今読み返すと、柿沢氏が頭を下げれば収まる様なつもりで色々書いてますが、恥ずかしい限りですね・・・(汗)
分裂は不可避・・・
見えない所で激しい攻防があったんですね・・・