町内会上部組織に「領収書不要」の補助金を出していた平松元市長 指摘した橋下氏を名誉毀損で訴えるも敗訴

「発言に名誉毀損なし」平松元大阪市長、橋下前市長に敗訴 大阪地裁、仮処分と異なる判断(産経WEST)

(引用)
 橋下徹前大阪市長の発言で名誉を傷つけられたとして、元市長の平松邦夫氏が発言を含む動画の削除や慰謝料1千万円の支払いを橋下氏側に求めた訴訟の判決が15日、大阪地裁であった。野田恵司裁判長は「発言は公共の利害に関するもので、意見や論評の域を逸脱していない」として、平松氏の請求を棄却した。

 判決によると、橋下氏は平成26年7月~27年3月に市内で行われた地域政党「大阪維新の会」のタウンミーティングで「僕と平松さんが戦った市長選。町内会に現金100万円、領収書抜きに配られています」などと3回にわたり発言。維新側はその動画を投稿サイトなどで公開した。

 訴訟で平松氏側は「公職選挙法に違反する行為を行ったかのような虚偽の発言で、社会的評価を著しく低下させられた」と主張したが、判決理由で野田裁判長は、平松氏の在任中に町内会への補助金が領収書の不要な交付金制度に変更されたと指摘。「橋下氏の発言は制度変更の当否を取り上げるもので重要部分は真実だ」と違法性を否定した。

 発言をめぐっては、大阪地裁の別の裁判長が昨年6月、平松氏が動画の削除を求めて申し立てた仮処分で「集票目的で買収を行ったような印象を抱かせ、橋下氏らによる名誉の侵害は重大だ」として一部削除を命じる決定を出し、維新側が削除していた。

 平松氏と橋下氏は、大阪府知事とのダブル選となった平成23年11月の大阪市長選で一騎打ちとなり、知事からくら替えした橋下氏が、現職だった平松氏を破って初当選した。(引用終わり)

まあ、言いがかりか、補助金をもらい選挙応援してくれた自治会組織「市地域振興会」のご機嫌取りで、訴えたんでしょうから、結果は当然ですよね。

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