豊洲地下空間、「作ったのは英知」 都の有識者会合で委員が絶賛(J-CASTニュース)
(twilogより引用)
豊洲問題。地下空洞の総括が必要。市場問題プロジェクトチームの佐藤氏は、地下空洞は都庁職員の叡智の結晶とも。他の学者さんも盛土の上に建物なんか建てられないとも。もし地下空洞に合理性があるなら、それを説明するのは本来小池さんの役割。ところがこれを安全性の問題にしたのは小池さん。市場問題プロジェクトチームの座長は、盛土なしの計画を行った職員を規律違反と断定する。違う。まず、専門家会議の位置付け。決定権まであったのか。参考意見までなのか。最後は都庁に決定権があるなら、規律違反でも何でもない。さらに地下空洞に合理性があればなおさら規律違反ではない。
オリンピック問題での組織委員会と同じく、専門家会議・技術会議の位置付けが不明確。専門家会議は建築の専門家はいなかったようだ。さらに都の予算にも全く責任を負っていない。普通なら参考意見を出す機関。専門家会議の意見を踏まえて最後は都庁が決定するというのが筋。
地下空洞の大騒ぎの総括が必要。最近、専門家から地下空洞の合理性が唱えられ始めた。地下空洞に合理性があれば、これまでの大騒ぎは何だったのか。都の説明の仕方がまずかったことは否めないが、地下空洞について都民がいらぬ不安を抱かないようにきっちりと説明するのが小池さんの仕事。(引用終わり)
今一度、9/10の小池知事地下空間に関する緊急会見を確認してみました。
(一部引用)
青果棟、水産棟などにおきまして、実はこの4.5メートルの盛土が行われていなかったのではないか、そして、それは一体どうなっているのか、といったような疑問が出てきたわけでございます。4.5メートル分抜けているではないかと。結局、空間になっている。中にはいろいろな配線、配管などが行われているというようなことでございまして。つまり、これまでの情報公開など、説明してきたのと事実は違うという、そのようなご指摘などでございます。
(中略)
ただ、汚染土壌を除去して、その上に厚めのコンクリートを敷いているということで、建物の地下の土壌汚染対策の安全性についてはいかがかという問題があるわけです。
(中略)
この件については、別途改めて専門家の方々に判断をしていただくと。これはもともと、この土壌問題について、長い間専門家の会議を開いていただいていた平田先生にも、もう一度改めてお伺いをしなければなりませんし、平田先生にしても、全然違う前提でもっての、このところに蓋をしているという状況については、たぶん、御存じないのではないかと思うのです。よって、そういった状況の中で、この専門家の会議として、これで安全なのかどうかというのをもう一度聞いてみないといけないということだと、私はそのように理解したところでございます。(引用終わり)
小池知事は地下空間について、専門家の方々と地下空間を知らなかったであろう平田氏に改めて安全性を確認したいと言っていた。
そして、専門家を集めた有識者会議では、「地下空洞は都庁職員の叡智の結晶」と・・・
では、平田氏は・・・
豊洲の地下空間「対策が必要」 専門家会議の平田座長(東京新聞)
(引用)
築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の建物下に盛り土がなかった問題で、都が再設置した「専門家会議」の座長を務める平田健正放送大和歌山学習センター所長が24日、豊洲の地下空間を視察後に記者会見し、新たな対策が必要になるとの見方を示した。平田氏は地下空間について「現時点でも安全だが、食の安全安心を考えれば、上乗せ的な対策がいる」と述べた。地下の換気性を高めることなどを検討していくという。
都が13~14日に3施設の地下空間から採取した水の検査では、環境基準を上回る有害物質は検出されず、平田氏は「水道水と同じレベルで安全だ」と強調した。(引用終わり)
「換気性を高めるなどの対策をすれば、より安全だ」
これで平田氏の意見は聞いたことになるのかな?
有識者会合は、今月後半にもう一度開かれるそうです。
そちらの結論が出れば、小池知事から何らかのアクションが出る事になるんでしょうね。
コメント
平田氏は土壌汚染対策の安全性の専門家であり建物の専門家ではないのでは?
建物の専門知識の無い人間の「現時点でも安全だが、食の安全安心を考えれば、上乗せ的な対策がいる」というコメントは、「自分達の提言を無視されて地下空間を認めたら、自分達のプライド傷つくので、上乗せ的な対策を認めさせたい」というだけに思えるのだけど。
真の有識者は「自身の専門外の事案に軽々に結論を述べない」ものだろう。その意味で平田氏は有識者にも値しないのでは?