「自民マニフェストはパクリ」「大阪都という強力役所を必要」 大阪維新の会・橋下徹代表インタビュー(産経WEST)
大阪決戦:11・22ダブル選 橋下市長に聞く 都構想、議論続けたい(毎日新聞)
(引用)
11月の大阪府知事・大阪市長のダブル選は、大阪維新の会と自民党が擁立する候補者が対決する構図が固まった。大阪維新の選挙対策責任者である橋下徹市長にインタビューし、争点や政策を聞いた。次回は自民大阪府連の中山泰秀会長。??この4年間をどう振り返るか。
徹底した改革に取り組んだ。天下り団体を大幅に削減し、職員給与を民間並みに引き下げた。市政改革は金額ベースで90%実行した。生み出した財源で教育や子育て支援の重点予算を5倍に増やし、特別養護老人ホームの建設計画を前倒しで進めた。地下鉄の初乗り運賃を20円下げた。うめきた2期開発を動かし、大阪城公園や天王寺公園も活性化させた。前回のダブル選で掲げた公約は90%以上達成している。実現できなかったのは維新以外の会派が反対したものだけだ。
??今回のダブル選では何を問うか。
過去の政治に戻してはいけないということだ。既存政党は何もやってこなかった。改革を先送りし、教育環境なんかボロボロだった。僕もやり過ぎた部分はある。硬直化した事態を動かすには破壊的な改革が必要だった。僕は民間人に戻る。次の2人が修復と再構築、創造をやる。これが維新の第2ステージだ。
??「大阪都構想」を再び掲げた理由は。
住民投票で否決された以上、別の方法で大阪の課題を解決できるなら都構想は不要だ。だが、自民が提案した「大阪戦略調整会議」は議論するテーマも決められず、全く機能しないことが明らかになった。都構想にイエスかノーかを問うわけではない。都構想の議論を終わらせていいのかを聞きたい。
??勝利すれば都構想をどう進める。
住民の皆さんが不安を感じているのは区割りや区名、住民サービスだ。新しい知事と市長は2、3年かけて住民の意見を直接聞き、納得してもらえる新しい設計図を任期中に完成すべきだ。議会とも話し合い、住民投票までいけるよう頑張ってもらいたい。
??経済政策は自民の公約と似ている。
実行力が違う。4年前と比べてほしい。有効求人倍率は0・68倍から今年8月で1・22倍に回復し、外国人観光客は600万人を超える勢いだ。経済の実質成長率はプラス基調になり、大阪の経済は確実に回復している。僕と松井(一郎)知事が府市一体の成長戦略を実行した結果だ。維新は知事と市長で統一公約を出している。だが、自民が擁立する2人は違う。公約はばらばら。考え方の異なる民主や共産の応援も受けるという。共産はリニア中央新幹線の大阪同時開通も関西国際空港へのアクセス鉄道整備にも反対だ。自民の2人が当選しても他党と調整できず、公約は実現不可能。結局、口だけで終わるだろう。
??ダブル選が1勝1敗の可能性もある。
最悪の結果だ。失われた4年間になる。考えが全く一緒の知事と市長が誕生しないと何も決められず、何も進まず、大阪は不幸のどん底に陥る。今回は維新と自民が知事と市長セットで候補を擁立し、大阪の選挙も新しい時代を迎えた。維新と自民のどちらの方向性を選ぶのか。有権者には知事市長セットで判断してほしい。(引用終わり)
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