松井幹事長は、以下に書かれている様な「分裂の布石」では無いと断言していますが…
(引用)
地域政党「大阪維新」に国会議員の参加可能に 規約改正
日本維新の会傘下の地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)は19日、大阪市内で全体会議を開き、国会議員の参加を認めるよう規約を改正することを決めた。対象となる大阪が地盤の国会議員は衆参で16人いる。大阪維新の会はこれまで国会議員の所属を認めていなかった。改正規約では国会議員は日本維新の会に所属することを前提としている。しかし国会議員が5人以上いれば政治資金を受け取れる政党助成法上の政党要件を満たすことができる。日本維新の会では大阪側の幹部と旧太陽の党系の国会議員団の対立がくすぶっており、分裂の布石になるとの臆測もある。
松井一郎幹事長(大阪府知事)は「(国会議員も)ずっと一緒にやってきた仲間なので大阪維新にも所属してもらうため。日本維新は分裂する気配はない」と強調した。(日経 8/19)
コメント
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「日本維新の会」の規約って読まれたコトありますかね?
規約 (https://j-ishin.jp/about/rules/)
第20条の2 すべての特別党員はいずれかの都道府県総支部に所属しなければならない
⇒大阪府選出の全国会議員は「大阪府総支部」に所属する
第21条 代表は、重要な都道府県総支部を、地域政党として指定する
⇒「大阪府総支部」を地域政党と指定する⇒「大阪府総支部=大阪維新の会」
そう考えると、大阪維新の会に大阪府選出議員が所属するのは規約上は自然な訳ですね。
ただ、大阪維新の会は日本維新の会の前に存在しており、大阪維新の会の全党員が日本維新の会の党員になれるかと言えば...そう簡単には行かないという問題があるわけです(大阪維新とみん党の二重籍の議員さんなんかが、その典型だと思われます)。
そんな中、日本維新の会の大阪選出国会議員が大阪維新の会に参加できるようにするのは、「大阪総支部」と「大阪維新の会」の乖離を小さくする営みで、「分裂の布石」では無いと思います。
あえて「分裂の布石」というなら、今回の「国会議員の編入」などではなく、もっと以前、大阪維新の会所属の地方議員から国会議員に転進した以下の5人でしょう。
衆議院 大阪 1区 井上英孝 元大阪市議
衆議院 大阪13区 西野弘一 元大阪府議
衆議院 大阪15区 浦野靖人 元大阪府議
衆議院 大阪17区 馬場伸幸 元堺市議
参議院 大阪選挙区 東 徹 元大阪府議
彼らは選挙区選出かつ、他党(みん党など)の推薦すら無いフリーハンドのコアメンバーで、数もキッチリ5人。政界再編で日本維新の会が「あらぬ方向」に行っても、大阪選出の国会議員の過半が「あらぬ方向」に行っても、そんな最悪のケースで「大阪維新の会」を国政政党化しなければならなくなった時の布石が、彼ら5人なのだろうと思います。そして、それはあくまで「最悪の場合の布石」だとも思います。
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以前、橋下氏の特別秘書である奥下剛光氏がTwitterで「大阪維新の会のいばらき支部」は「日本維新の会とは別団体」
https://twitter.com/okutake10/status/289368375975608320
とも呟いていたので「大阪維新の会 ≠ 日本維新の会 大阪府総支部」と思っていたので、上のコメントも、そのような認識で書いたのですが...
大阪維新の会のWebページを久しぶり見てみるとページのフッター箇所(一番下の連絡先の記載箇所)に「大阪維新の会(日本維新の会 大阪府総支部)」と明記してある。
結局「大阪維新の会 = 日本維新の会 大阪府総支部」? なのかな?