常軌逸す・人権侵害…国歌斉唱の口元チェック

世間で、賛否両論、騒がれている問題ですが・・・

気になるのが、どの報道を見ても、「生徒の視点・感情」が欠落してるの点です。

ちょっと、私の体験と考えを書きたいと思います

私の高校時代(20年近く前・・・)、政治・経済科の先生が、「日の丸・君が代」反対の人でした。

その先生は、先の大戦で、多く国民が犠牲になった責任は天皇にもあると、主張しており、
「その天皇の世が永久に続くように」と言う意味の「君が代」は、国歌には、ふさわしくない。と主張してました。
キチンと議論して、全国民が納得できる「国旗・国歌」を制定すべき、とも言ってました。

(前にも書きましたが、私が天皇制には、ずっと批判的だったのは、この先生の影響です平成天皇はリスペクトしていますが、今でも、スポーツイベントの前の「君が代」は起立斉唱してません)

でも、その先生は、こうも言いました。

「同じような考えで、他校の先生の中には、学校の式典で、「君が代」は起立斉唱しない先生もいる。」

「でも、私は、学校の式典では、君が代を斉唱する。
なぜかと言えば・・・式典は君たち(生徒)の為のものだから。
生徒の事を考えたら、教員が主義主張をして、式典を混乱させる事は、間違っていると思う。
そのような主張をしたいなら、他で大いにやればいい。」

そして、こうも言いました・・・
「なぜ、こんな問題が起きているのか、戦争も含めて、君たちには「日の丸・君が代」を知って欲しい」と・・・
この時から、私は「日の丸・君が代」について、歴史も含めて考えるようになりました。

一番の解決は、国民が納得できる「国旗・国歌」の制定だと思います!

でも、それまでは、先生方が生徒の事を1番に考えて行動してもらう事も必要かと思います。

引用
 
 大阪府立和泉高(岸和田市)の卒業式で、中原徹校長が教職員の口の動きで国歌斉唱の有無をチェックしたことについて、府立高等学校教職員組合(府高教)の志摩毅・執行委員長は13日の記者会見で、「常軌を逸している。あってはならない人権侵害」と批判した。

 志摩委員長は「教職員の口元ばかりチェックしたなら、それこそ国歌への態度としていかがなものか」と指摘し、「歌を歌うかどうかは内心に最も深く関わることで、歌わないことを理由にした処分があってはならない」とクギを刺した。

 府高教はまた、府立学校の卒業式で国歌斉唱時に起立斉唱しなかった教諭17人が戒告処分を受けた問題について、「憲法で保障された思想・良心の自由を侵す」として、処分の撤回を求める要請書を中西正人・府教育長に提出した。
(2012年3月14日10時15分 読売新聞)

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