(橋下市長 twilogより引用)
朝から朝日新聞批判。ただこれは一般的なメディア批判に通じること。結論先にありきのメディアの姿勢が民主主義をゆがめることは朝日の慰安婦報道で実証済み。ただこれは朝日に限ったことではい。結論先にありきだからロジックは場当たり的。論理矛盾だらけ。日本のメディアのレベルは低すぎる。先日、朝日新聞の社説で、大阪都構想について住民投票は早すぎるとあった(社説掲載記事)。そのことについては反論済み。議会で色々と指摘があったことを朝日は理由としたが、僕は議会の指摘は根本部分ではなく、些末な部分と反論した。根本の部分の指摘は全て解決策を講じた。
政治家の議論は根本部分を対象にすべきだ。この部分は霞が関から膨大な指摘を受けてきちんと解決策を講じた。今大阪都構想になされている指摘は些末な部分。ある意味趣味の領域。そうであればあとは住民投票で決めてもらえれば良い。そういう反論を先日ツイートした。
(※参考:1/7橋下市長ツイッター「朝日はまだ結論先にありき、ストーリーロジックからの脱却ができてない・・・」)そうしたら本日の朝日の天声人語で、大事争うべし、些事構うべからず、だと。だから大阪都構想の議論もそうあるべきなんだ。朝日の先日の都構想住民投票批判の社説は、本日の天声人語と論理的整合性をとるべき。こんなことを役所がやったら論理矛盾だと失笑を買う。
また本日の朝日の天声人語は、まだ保守だリベラルだとやっている(※記事後半に掲載)。下らん議論。暇な自称インテリや学者がやる議論をまだやるのか。そもそも保守やリベラルなんて定義が定まっていない。だから保守だ、リベラルだなんてやっても全く意味がない。それぞれの政治的態度振る舞いには両方の性格を帯びる。
だから政治的振る舞い、当該政策の方向性が保守かリベラルかの分類は意味がない。そもそも保守だ、リベラルだというのは他人(多くは暇な自称インテリ)から事後的に分類されるものであって、自分から名乗るものではない。保守・リベラルが今やファッションになってるね。天声人語ももう少し深く考えよ(続く…)
(続き)
テレビもだらしない。昨年の衆議院選挙のときよりも民主党代表選の方がテレビ討論が多い気がする。国政選挙の方が大事に決まっている。民主党の代表選は、民主党内部のもの。投票権も、一般の国民が持っているわけでなく、今、投票権を持っているのは30万人程度だろう。国政選挙では有権者は1億人。大阪都構想を決する住民投票での有権者は200万人。にもかかわらず、テレビで公開討論なんか全くやらない。それは各政党が公平性を理由にクレームを出すから。昨年の衆院選挙でも自民党からの要請文でテレビ局は完全に腰が引けてしまった。
ところが今回の民主党代表選は、他の政党からはクレームが来ない。だからテレビ局は積極的に放送している。テレビ局サイドは自民党の要請文が理由ではなく、衆院選挙のテレビ討論会の視聴率が低いことを理由としていた。じゃあ、民主党の代表選は視聴率が高いのか?テレビ局もいい加減な事を言うよな。
民主党の代表選挙の投票者は30万人程度。それよりも、国政選挙や、大阪都構想の住民投票のために、テレビ局はもっと公開討論会をすべきだ。政治と有権者を繋げることがメディアの責務。きちんと報じないにもかかわらず、説明が足りない、分からいという批判は、報道の職務放棄だ。
大阪都構想について分からないと言う前に、これ oneosaka.jp/policy/ をまず見て下さい!
(引用終わり)
(朝日新聞1/11天声人語より引用)
安倍首相は心情的には保守の政治家だが、アベノミクスをみると保守とはいえない――。経済思想史を専門とする京大教授の佐伯啓思(けいし)さんが、6日付本紙で語った見方だ日本の伝統を守り、道徳教育を重視しようといった考えはまさに保守。その眼目は社会の安定にある。改革をするにしても緩やかに。ところが首相の経済政策は進め方が急激で、地域や所得の格差を広げ、社会の安定が崩れていく、と
佐伯さんは第1次安倍政権ができた当時も、首相の考え方を読み解いていた。進歩を疑い、歴史に学ぶ欧州流の保守と、進歩を信じ、革新を追う米国流の思想が混在している、という見立てだった
佐伯さんに啓発されつつ小欄の安倍政治への感想をつけ足せば、論点は経済に限らない。「戦後体制(レジーム)からの脱却」を唱え、骨格を大きく変える改憲草案を擁した政権を保守と呼ぶのはためらわれる。急な変化を嫌い、穏健を旨とするのが保守とすれば、むしろ革新的な構えとも見えてくる
翻って代表選の論戦たけなわの民主党はどうか。長妻昭、細野豪志、岡田克也の3氏とも戦後70年の歩みを評価し、継承する点で首相との違いを強調する。改憲を否定しないが、首相の憲法観と自民党草案への危惧を共有する
保守と称すべきはあるいはこちらか。ともあれ今後の日本を左右する勘どころでは一応足並みがそろう。論戦では小競り合いもあるようだが、懸案の党内結束はどうなるか。大事(だいじ)争うべし、些事(さじ)構うべからず、である。(引用終わり)
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