今日(7/28)の朝日新聞。
地方選、投票率が急落 市区長選平均39% 昨夏以降分、朝日新聞社集計
これについて2人の著名人の意見を載せています。(敢えて新聞の掲載順とは変えてます)
(引用)
ツケを払うのは有権者 タレント・春香クリスティーンさん政治家の「追っかけ」をしていて、投票には必ず行っています。政治家にあこがれを持てないから、立候補する人が限られる。選択肢が少ないから投票に行かない。悪循環を感じます。
国政で自民党が圧倒的な力を持っていることも影響していると思う。野党がばらばらで離合を繰り返しているから、誰に入れても同じ、と思ってしまう。でも、投票をしないでツケを払うのは有権者です。
いま兵庫県の号泣県議や青森県で市議が大量逮捕されたことが話題になっています。大変恥ずかしいことだけど、私は地方政治に目を向けるきっかけになると思います。自分の地元でも起きているのでは、と想像すれば無関心ではいられません。
首長・議員、住民と隔たり 作家・高村薫さん
地方選挙は住民の関心事になり得ていない。首長は各党の相乗り、議員の多くは地元の有力者、建設関係で住民とかかわりが薄い世界の人たちばかり。選びようがなく、選挙に行けという方が難しい。
非常に深刻な構造的問題で、かつては中央に陳情していればカネは回ってきたが、もはやそんな時代ではない。地方自治を担う人たちの多くは従来の既得権益層なので改革はできない。
アベノミクスで公共事業にカネが流れ、地方は一息ついているが、長くは続かない。このままでは地方は沈んでいくでしょう。その前に自治のあり方を変えなければいけない。選挙に行かないのを喜ぶのは、既得権のある政治家だけです。(7/28 朝日新聞)
市民は、この様な状況を歓迎する人達がいる事を、気が付かなければならないですよね・・・
高村氏・・・
これだけ読むと至極正論で、なぜ橋下さんを批判するのか?
さっぱり分かりません・・・
記事:「都構想」メディアと野党・・・最近聞いた「詐欺」の話、そして「丸山眞男」と民主主義で、
丸山眞男氏の番組を紹介しましたが、
丸山氏以外は、「職業評論家」や「職業政治学者」だと感じました。
言わば、分析・評論・議論を目的・仕事化していて、本質的には今の政治・行政に何ら影響が無いけれども、まことしやかに、そのような活動を行っている・・・様に見えますね・・・
例えば、マルクス・ケインズをいかに研究して、経済の根本論を戦わせて、議論で上回ったとしても、現在の高度複雑化した経済システムには何ら影響しないし、その人が起業したり投資して、成功するか?と問えば、おそらくNOでしょう。
(インテリと言われる層には、自身の研究や知識に自己陶酔してしまって、満足を感じる方々が多いのでしょうか?高村氏も・・・)
もし、前述の「職業評論家」や「職業政治学者」の方々、明日からその仕事や地位が無くなったとしたら・・・
恐らく、その様な主張を続けられる人はいないでしょうね・・・
橋下さんや維新の行動は、丸山氏が言う
「(職業政治家でない)市民のパートタイムの政治参加」がさらに進んだもので、
「究極の市民のパートタイム政治参加」であり、
「究極のデモクラシー(民主主義)」になるんじゃないかと思います。
もし、氏が生きていたら、どう評価するでしょうか?(^^)
関連
・橋下氏ツイッター 「政治を良くしようと思えば国民が熱意を持たないと良くならない」
・橋下氏ツイッター 「社会に、政治に文句を垂れるくらいなら自分でやってみようと思って知事になった。そこから4年と8月。いやー色々あったが、またスタートだ」
コメント
[絵文字:v-8]パートの政治参加にせよ、投票率がここまで下がったということは、四つに組んだ対立候補が目に見えない現状だからだろう。「どうせ結果は見えている」なら有権者は投票意欲を失うのも当然です。