介護施設に「カジノ」 「1日30分」で全国平均の「約7倍」の介護度改善効果(朝日新聞)

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朝日が、無理にカジノ批判記事を書いているので、つい載せてしまいました(汗)

朝日は、介護が必要な家族を持つ人達の苦労を考えたことがあるのだろうか・・・?
介護施設に「カジノ」、効果は 疑似通貨でパチンコなど(朝日新聞)

(引用)
 パチンコやマージャンなどを介護予防につなげる「アミューズメント型」「カジノ型」と呼ばれるデイサービスが関東を中心に増えている。一方で、こうしたサービスを提供する施設を介護事業所として指定しないで規制する動きも出てきた。

■「会話が弾む」

 「ロン! やったー」。横浜市都筑区のデイサービス「ラスベガス横浜都筑店」では、約200平方メートルのフロアに高齢者のにぎやかな声が響いていた。

 約20人の利用者がパチンコ台やマージャン台に向かう。疑似通貨「ベガス」を1日最大2万単位渡され、その日最も多くのベガスを獲得した人を表彰する。換金はできない。

 ストレッチや個別リハビリなど40~50分間の運動、食事、入浴などの時間を除くと、利用時間約7時間の半分がレクリエーションの時間という。

 利用者の男性(73)は、これまでに6カ所のデイサービス施設を試したが、いずれも1日でやめたという。「これまでは、ほかの利用者に話しかけても無視された。ここは会話も弾むし毎週来るのが楽しみ」と話す。

 運営する日本エルダリーケアサービス(東京都)は2013年以降、東京、愛知など5都県で「カジノ型」施設を8カ所で展開する。森薫会長は「パチンコならお互い『出てますね』と声をかけ、コミュニケーションがとれるようになる。大半は週1回の利用で、射幸心をそそることは全くない」と説明する。

 ログイン前の続き大手パチンコ機メーカーによると、パチンコは10年ほど前から介護分野で導入する動きが目立ってきた。当初は店舗に招待するなど娯楽の一環だったが、「脳トレーニング」になるとして導入が増えてきているという。

 パチンコ機メーカー豊丸産業(名古屋市)は2月に福祉向けパチンコ「トレパチ!」を開発した。中古パチンコ台販売グローバルスタンダード(群馬県)は中古台を改造した新台で特許を出願。誤飲を防ぐためパチンコ玉が外に出ない工夫や、握力を鍛えるハンドグリップや足踏みセンサーを組み合わせて運動トレーニングを採り入れた。

 関西を拠点とするパチンコチェーン会社は6年前にデイサービス事業に参入、リハビリにパチンコを導入していることをアピールする。業者は「パチンコ人口が減る中、福祉への参入は業界にとって魅力になってる」と口をそろえる。

■自治体、予防教室で活用

 カジノゲームがどれだけ介護現場に導入されているのか詳しい統計はないが、北海道や愛知県、大阪府、兵庫県など都市部にある施設は、ルーレットなどを採り入れていることをホームページでうたう。

 発祥とされるのが、2001年に山口県にオープンした介護施設「夢のみずうみ村」だ。陶芸、ガーデニングなど200種類以上あるプログラムの中の一つとしてカジノを導入した。

 時間は1日30分。賭けるのは、目標のリハビリをこなしたり、ほかの人の支援をしたりすることで得られる施設内通貨「ユーメ」。ユーメを稼ぐことを通して意欲を引き出すのが狙いだ。自力歩行が難しい要介護3の利用者の介護度が改善した割合は、全国平均の11・5%に対し、この施設では76・9%に上る。

 カジノを活用する自治体もある。埼玉県和光市は07年から市の自主事業として介護予防教室のレクリエーションとして導入した。こうした取り組みは全国的にも珍しい。きっかけは男性高齢者に目立つ「引きこもり」対策だ。以前は男性の参加申し込みは1割程度にとどまっていたが、導入後は男女比はほぼ半々、出席率は9割近くになった。

 ただ、カジノを採り入れた施設でも、慎重な意見は少なくない。先駆者である夢のみずうみ村の藤原茂代表は「利用者の意欲や自立を引き出すきっかけとしては大きな役割がある」とする一方で、「カジノばかりを目的にしてしまうサービスでは、利用者の機能回復にならない」と釘を刺す。

 介護財政への懸念もある。介護施設のサービス利用料は、原則9割が公費負担。「事業者任せにしてカジノを集客に使われたら介護財政は破綻(はたん)しかねない」(和光市)

■依存症懸念する声も

 厚生労働省の研究班が昨年発表した調査結果では、日本の成人全体で4・8%がギャンブルを抜け出せなくなる依存症の疑いがある。介護現場でのカジノはお金や物品との交換を禁止しているが、施設外でギャンブル依存症になる危険性を訴える声も出ている。

 このためカジノ型を規制する動きも出てきた。神戸市議会は9月、パチンコやマージャンなどの遊技を介護予防の主な訓練内容とするデイサービス施設を規制する条例改正案を全会一致で可決。市によると、こうした条例の制定は全国で初めてだという。

 兵庫県議会も今月、条例改正案を可決した。射幸心をそそったり依存性が強くなったりする恐れのある遊技を、日常生活を逸脱して提供しない▽疑似通貨を使用しない▽内外装や備品、広告などを賭博や風俗営業を連想させるものとしない――などとしている。改善指導に従わない場合は最終的に介護事業所の指定を取り消す。兵庫県の担当者は「利用時間の半分以上が遊技では、保険制度を支える納税者や被保険者の理解を得られない」と説明する。

 厚生労働省は今のところ「事業所の独自性をどう評価するかは難しい話」(振興課)として静観の構えだ。(島脇健史、重政紀元)

     ◇

■食事や運動、複合的に

 《高齢者の認知機能訓練に詳しい諏訪東京理科大の篠原菊紀教授(脳科学)の話》 マージャンが脳の一部を活性化させ認知機能を高めるという研究結果はいくつかある。リハビリや機能訓練は、楽しみがなければ続かず、その効果も高まらないのでゲームによるドキドキ感を一律に否定する必要はない。重要なのは、食事や体調管理、運動などとの複合的な取り組み。

 介護でのゲームは換金を禁止しており、ギャンブル依存につながるという批判は根拠に乏しい。ただ、高齢者に多いパーキンソン病の治療を受けている人は、ギャンブル依存症になるリスクが通常より数倍高い。依存症は遺伝的要素も大きく、一律にゲームを利用することは勧められない。(引用終わり)

この記事、どう思いますか?

「実際に起こっているデータ」と「懸念の段階の依存症」を比較・・・

まあ、結論有りき、で書かれた記事。
無理やりカジノの印象が、悪くなる様まとめるのでこうなるか・・・

IRの話は別にして、この記事を普通に読めば、
「短時間のカジノ利用でも、認知症他に驚くべき効果がある」
「問題は、カジノだけを売りにして利用者を集めたり、長時間カジノのみに興じるのが問題」

では、しっかりその辺りの対処をすれば、
介護度が改善する人が多いに増え、本人・家族にとってどんなに喜ばしい事か。
結果、記事で懸念する介護予算増大どころか、むしろ抑制になるのでは・・・

朝日のスタンスでは、そう素直に書けない・・・
でも、記事にしてどうしても伝えたかったのかな??

まだ、良心はあるのかな?(笑)

カジノ型デイサービスは介護の多様性を広められるのか?それともエイジズムを激化させてしまうのか?(デイサービス長老大学のブログ)

介護が少ない街、和光市の秘密「和光市のお年寄りは、カジノがお好き?」(東洋経済オンライン)

P.S.
でもマージャンまで悪者にしなくてもね・・・

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コメント

  1. 匿名 より:

    カジノ導入には賛成ですが記事と近い例での失敗というかトラブルらしき例を一つ。
    過去に依存症防止の為制限をかけながらそういう遊具を取り入れていた介護施設があったそうです。
    ただそこでギャンブルの楽しさを知った入居者が近所のパチンコに入り浸り手持ちのお金をほとんど使い切り、入居者の家族とトラブルになったと言う話があります。
    又聞きなので真偽の程は保証しかねますが、日本のギャンブル依存についてはパチンコをどうにかしないと改善はしないんでしょう。

    正直、カジノを導入する代わりに通勤通学路のパチンコ店は撤去して欲しいですね。

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