引用
藤村修官房長官は5日午前の記者会見で、原発再稼働にあたっての地元自治体の同意について「法律などの枠組みで同意が義務付けられているわけではない」と述べた。関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡って、政府は福井県とおおい町の「同意」、滋賀県や京都府など近隣自治体の「理解」を得る必要があるとしているが、法律上の規定はない。あえて明確にする藤村長官の発言は地元軽視と受け止められ、反発を招く可能性がある。
(日本経済新聞 4/5)
いきなり、何言い出すんでしょう!この人は・・・
枝野経産大臣も、「地元の皆さんをはじめ、国民の一定の理解が得られなければ再稼働しない」と言っていたのに、
8日に福井に言って地元を説得するとの事。
ここに来ての急展開は、確実に何かあったと想像に難くないですね。
世間では5/5がXデー(全原発が止まる)と言われていますが・・・
私の読みでは・・・
電力の「固定価格買取制度」(再生可能エネルギー特措法)の価格が5月末に決まる予定です。
これが、公正な価格に設定されれば、発電事業に参入する企業が一気に増える事は間違いないでしょう。
電力会社は、基本的に電力を買い取らなければならないので、電力会社を取り巻く環境が一気に変わる可能性があります。
(原発を動かす予定だから、買い取れない。とは言えないはず)
そうなると、「電力が足りないから原発動かす」と言う主張は、しにくくなると思います。
とにかく、それまでに、定期点検中のものを再稼動させるモデルケースを作っておきたいのだと思います。
電力会社・経産省も・・・
普通なら、福井でデモでも起こりそうなものですが、
原発の周りに住んでる人は、原発マネーどっぷりの賛成派だらけでしょうから、それも無いでしょう・・・
滋賀・京都・大阪で、再稼働反対デモを大々的にやって、世論をメディアを動かして、止めるしかないでしょう!
「原発住民投票」をやれ!と主張していた方々!出番ですよ!
これが、既得権益との「戦(いくさ)」だと思います。