(大阪市長選)自民・柳本候補「敬老パス負担軽減を公約に」 高齢者優遇復活で票集め!?

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都構想住民投票では、多くの高齢者が現在の1回50円負担に反発して反対票を入れました。
否決されたら、大阪の改革の逆回転が始まると思っていましたが、案の定ですね・・・

敬老パスの負担緩和 大阪市長選、柳本氏が公約(朝日新聞)

(引用)
 11月22日投開票の大阪市長選に立候補する自民党の柳本顕市議(41)の公約の概要が判明した。大阪維新の会代表の橋下徹市長の下での市政を「名ばかりの改革によって失われた4年間」と批判。70歳以上の市民が市営地下鉄とバスで使える優待乗車証(敬老パス)の負担緩和や、不祥事が相次いだ校長公募制度の抜本見直しなど、対決色が色濃い内容となった。

 10日午後に発表する。公約は「まずは経済を強く。都市を強く。」と強調し、リニア中央新幹線の大阪同時開業や、北陸新幹線の早期接続など経済政策を第一に掲げる。教育や社会保障を含む5本柱で、「対立から協調へ」と橋下市政との違いを強く打ち出す。

 敬老パスの有料化は橋下氏が歳出削減策の目玉として実施。柳本氏の公約ではパスを発行する際の年3千円の負担は維持するが、昨年8月に始まった乗車ごとの50円の負担は廃止し、上限の設定を検討する。柳本氏は4月、朝日新聞の取材に「高齢者の方々にいろいろな所へ気軽に行ってもらえれば健康や交流、経済の活性化につながる」と、上限設定で大幅な歳出増を防げるとの見方を示していた。

 市議会で議論中の地下鉄民営化は、市100%出資の株式会社化を目指し、バス事業は地下鉄会社の子会社とする内容。現在の行政区の権限を強める「総合区」は合区を前提とせず、中央区と西成区での先行導入を検討するとしている。(引用終わり)

これを阻止するには、現役・若者世代が投票に行くしかありません。

投票に行かずに、柳本氏が勝てば、それも民意。
甘んじて受け入れるしか無いです。

高齢者施策復活で、その分、次世代への借金が増えたり、橋下市政で拡大した現役・若者世代への投資が削られることも・・・

柳本氏が市長になったら、どこまで逆回転させるか分かりませんが、
もし、橋下改革以前に戻したら・・・

(大雑把ですが計算すると・・・)
敬老パス再無料化 → 約37.6億円必要(さらに年々増加)
高齢世帯上下水道、料金減免 → 約40億円(さらに年々増加)
国民健康保険料限度額引き下げ措置 → 約10.7億円
見直された補助金復活  → 約12億円
(地域振興会・社会福祉協議会等の補助率引き上げ等)
赤バス復活 → 約10.7億円
温水プール・スポーツセンター再編せず → 約12.8億円(さらに老朽化による改修費30億?)
新婚家庭家賃補助 → 約30.1億円

そして・・・
公務員の人件費を以前の水準に → 約57億円  

ここに上げただけで、毎年約211億円の予算が必要になる計算です・・・

後、柳本氏は、中学校給食塾代助成にも反対していますね。

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