早くも最終回・・・
朝日は、どう結ぶのでしょうか?
(朝日新聞より引用)
(5・17大阪の選択)近づく選挙 苦しい公明
(図表リンク)■橋下政治の深淵
大阪都構想案が昨年10月の大阪府・市両議会で否決され、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(45)は追い詰められていた。それを救ったのが、昨年末に住民投票反対の姿勢を翻し、協力した公明党だった。
公明党の支持母体である創価学会は今月11日、大阪府豊中市の関西戸田記念講堂に大阪の地区幹部を急きょ集めた。学会関係者によると、昼と夜に約2千人ずつを招集。原田稔会長の叱咤(しった)の声が飛んだという。
「計14選挙区で公明候補が当選圏外。こんなことはいまだかつてないことだ」
関西創価学会は、池田大作名誉会長が足を運んで組織を拡大。集票力の強さから「常勝関西」と呼ばれるが、その原動力となる4月の大阪府・市議選で苦戦するとの分析が明かされた。今月末に東京の学会員が大阪の知人や親類を訪ねるとの方針も伝えられた。
苦戦するという理由について、公明党や学会の関係者は「都構想をめぐる対応の説明に追われ、選挙活動の出足が鈍った」と口をそろえる。学会婦人部の古参地区幹部は「支援を頼みに行った先々で『なぜ住民投票実施に賛成したのか?』と聞かれる」と漏らす。
大阪府・市両議会では今月半ば、相次いで都構想案が承認された。起立して賛成に加わった公明党議員の中には、形式的に立ってすぐ腰を下ろす姿も。議員の一人は「橋下市長にあんな『裏技』を使われたらどうしようもない」と嘆いた。(続く…)
(続き)
協力関係にあった公明党が都構想反対の旗を振ったことに、橋下氏は「裏切り」と攻撃。昨年12月の衆院選前には「やられたらやり返す」とし、公明党の対立候補となる考えを示した。これには創価学会本部が関係修復を図り、菅義偉官房長官も対立回避を画策。橋下氏は立候補せず、学会本部の強い意向を受けて公明党大阪府本部は住民投票容認へと舵(かじ)を切った。この方針転換が選挙戦略に影を落とすようになる。
大阪市の24区を五つの特別区に再編する都構想案に対抗して、公明党府本部は統一地方選のマニフェストで「11区に再編」と明記し、区割り案も盛り込むことを検討。だが、完成したマニフェスト素案では削られた。
関係者によると、関西創価学会の幹部が「都構想の対案になる恐れがある」と懸念を伝えたこともあり、1枚紙の概略版だけを2日に発表したという。
一方、創価学会本部は、独自調査で自民党支持層に都構想支持派が多いことを確認。「保守票を取り込むため、都構想反対を鮮明にするべきではない」という選挙戦略を立てた。街頭で「都構想反対」を訴えた公明党議員を注意するなど都構想の封印を徹底。統一地方選では都構想に極力触れないことが、公明党議員の暗黙の了解となった。
維新に協力した公明党が苦境に立つなか、橋下氏は街頭で自民、民主、公明、共産各党を「反対派」とくくり、「市議は全部クビを飛ばして一から新しい大阪をつくるために力を貸して欲しい」と訴える。=おわり
◇
橋下氏は「敵」を見定めて攻撃し、自らの政治生命をかけて勝負を挑んできた。5月17日の住民投票では、そうした「橋下政治」も問われると、私たちは考えている。
(引用終わり)
なかなか、いい取材してますね。公明党に関しては・・・
読んでて面白かったです(^^ゞ そこだけは・・・
「菅義偉官房長官も対立回避を画策」って、ハッキリ書いてありますが・・・
朝日は『裏技』の証拠を持ってるんですね!
じゃなきゃ、まさか天下の大新聞が書かないですよね。
三流週刊誌みたいに・・・
最後は、やっぱり、
「都構想は中身でなく、橋下徹の人柄で決めろ!」でしたね。
朝日の言い分は、
「政治手法に問題があれば、
その人が作った法律にも問題がある」って理論ですよね。
後に有罪となった田中角栄が作った法律は、
中身に関わらず、すべて問題なのか?
それは、いくらなんでもおかしい。
政治手法と法律そのものの評価は別でしょう。
朝日の考え方がよく分かる、
これぞ「朝日」って連載でした。
(取材力はソコソコある・・・でも書く姿勢が・・・)
私が生きている内に、朝日を取る気になる事は・・・
なさそうです・・・_| ̄|○
関連
・「都構想は中身でなく、橋下徹の人柄で決めろ!キャンペーン」その4
・(大阪都構想1分ガイド)「市の再編 野党の対案はあるの?」