【証言 橋下政治8年:1】劇場型の橋下流、歳出にメス 過激発言で現場揺さぶる(朝日新聞・全5回)

朝日なんで、想像通りの切り口ですが・・・一応載せておきます・・・
劇場型の橋下流、歳出にメス 過激発言で現場揺さぶる:朝日新聞デジタル

(引用)
 「橋下劇場」の主役がついに降板する。18日に任期満了を迎える橋下徹大阪市長(46)。大阪府知事に就任してからほぼ8年間、その物言いや行動はつねに物議を醸し、政界を揺るがしてきた。橋下氏の発言とともに、当事者の証言を5回にわたってつづる。

■証言 橋下政治8年:1

《「破産会社の従業員であるという、その点だけは厳に認識してほしい」(2008年2月6日、大阪府庁での就任あいさつで)》

 当時38歳。全国最年少知事として初当選した橋下氏は、本会議場で職員にこう宣言した。5兆円の借金にあえぐ府で、まず手を着けたのが財政再建だった。あいさつから1週間後、知事直轄の「改革プロジェクトチーム」を発足させた。

 歳出削減策の一つが、知事選の公約だった「箱モノ」の見直し。就任直後から、府立施設を視察した。

《「この形にこだわる必要はなかったのでは」(2月23日、堺市の府立大型児童館ビッグバンでの視察で)》

 橋下氏は出迎えた館長(現名誉館長)で漫画家の松本零士(れいじ)氏(77)に水を向けた。「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」など宇宙が舞台の漫画を描く松本氏は、UFOに見立てた建物をデザインした。「ここも『ぶっ潰す』と言われるのかと、不安な気持ちで迎えた」。橋下氏は「ふつうの真四角の建物だったら、という最低の額との比較はしたのか」などと、矢継ぎ早に質問をぶつけた。

 だが、やりとりには続きがあった。昼食をともにした橋下氏が、松本氏の耳元で「ここだけは残しておく」とささやいたのだ。実際に同館は存続。松本氏は「残してくれたことに感謝している」と話す。

 一方で「もったいない」と松本氏が惜しむのは府立国際児童文学館(吹田市)だ。明治以降の国内外の児童書や雑誌、紙芝居など70万点を所蔵。アニメ映画監督の宮崎駿(はやお)氏ら文化人56人が存続要望書を寄せたが、09年末に閉館した。結局、見直し対象とされた28施設中、6施設が廃止された。

     ◇

《「住民に我慢をお願いするのも政治家の責任。一度、一緒になって考えて」(4月17日、府庁での市町村長との意見交換会で)》

 橋下氏と相対していたのは府内43市町村の首長ら。示された財政再建試案には、府からの支出金を79億円減らすと書かれていた。首長たちは「まずは阿修羅のごとく、庁内で血を流せ」と猛批判。最後に発言を促された橋下氏は「大阪を立ち直らせたい」と涙を流し、訴えてみせた。

 会の進行役を務めたのは池田市長だった倉田薫氏(67)。終了後、記者団に「泣きたいのはこっちだ」とこぼし、翌日から市役所には「知事を泣かさないで」と非難の電話が殺到した。「橋下さんをいじめた年寄りの代表にされてしまった」と倉田氏。ただ、双方が調整を続け、実質的には大幅カットを免れた。

 対立しながらも、現実的な着地点を探る橋下氏の手法を倉田氏は、「議会に根回しするふつうの首長と違い、市民に根回しをした」と語る。議員が恐れる有権者を先に味方につけた、というわけだ。「やはり彼は、時代の寵児(ちょうじ)だった」

     ◇
(続く…)

(続き)
《「財源の話がないのに、くれくれと言っても出ないですから」(6月20~21日、労働組合との交渉で)》

 最終的にまとまった歳出削減案は、3分の1を人件費からひねり出した。二つの労組との団体交渉は報道陣にも公開され、橋下氏が出席。府労働組合連合会(府労連)との最終交渉は午後10時に始まった。

 元中学校教諭で当時、府労連委員長だった新居(にい)晴幸氏(64)は組合員の窮状を訴えたが、橋下氏から返ってくるのは「『公』がない。自分ところの生活ばっかり」といった批判。進展もなく交渉は翌朝5時まで続き、府労連初の「決裂」に終わった。「『改革』とさえ言えば、中身抜きに評価された。教育現場への締め付けなど、実は改革という名の破壊なのに」。メディアの責任も大きいと、今も怒りが収まらない。

 府の総務部長だった中西正人氏(64)は「歳入の範囲で予算を組む」のは、理屈の上では極めて真っ当だった、と評価する。だが、教職員や警察官を含む一般職の基本給を4~16%カットしたことで、職員の士気を下げないか、最後まで悩んだ。「正しかったのか。いまも悩み続けている」(上田真由美)
(引用終わり)

関連
橋下市長「(軽減税率)読売新聞の完勝だね。徹底して政権を支えてきた。その見返りで軽減税率を勝ち取った」12/15のツイート

「維新」「増税なし」で大阪でやったこと
・私立高校無償化
・幼児教育無償化
・大阪府大・市大授業料無償化(2020年度より)
・中学生塾代助成制度(月額1万円)
・中3まで医療費実質無料(高校生は1回500円)
・授業用タブレット導入とクーラー設置
・水道料金値下げ
 など
「維新の会」が、これまで行ってきた改革の数々

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