(橋下徹氏twilogより引用)
衆院補選「自民2敗」が参院選には何の参考にもならない理由(ダイヤモンド・オンライン) – Yahoo!ニュース
立命館大学の上久保氏の論稿。「都構想はしょぼい」などと言わず、最初からこのように述べれば良かった。ただ学者のプライドが邪魔して、まず謝るということができないようだ。まず大阪の今後の将来について上久保氏が論じていることは全て府庁・市役所で検討済みである。
上久保氏が主張しているようなことを実行するためにまとめたのが、大阪の成長戦略だ。国際金融都市はまずは東京。イギリスでもロンドン一つだ。ここは十分検討した。道州制が実現すれば大阪にもチャンスが来るかもしれない。物事を実行するには順序がある。「実行」は学者が一番弱いところだ。
上久保氏が万博やIRを持ち出すが、それは上久保氏が考えているようなことは当然こちらも十分に考えてそれを実行した結果だ。政治家は考えるだけでなく実行してなんぼのもの。万博やIRと口で言うのは簡単だが、それを実行するにはどれだけの苦労が必要か。繰り返すが「実行」は学者が一番弱いところ。
実行を学ぶには、IR法が成立するまでの政治過程や万博誘致の政治過程を研究すればいいだろう。また大阪都構想については既に法律が出来ている。大都市地域における特別区設置法だ。この成立過程こそが、大阪維新政治の全てである。巷の口だけ政治行政学者と一線を画するにはここを研究した方がいい。
地方分権も大阪維新の最大のテーマだが、これも口で言うだけでは何も実行できない。道州制や連邦参議院的な二院制を実行する第一歩としての大阪都構想の位置づけを研究すべきだ。さらに地方分権のセンターピンは、憲法94条の条例制定権。上久保氏が主張することは、この改正なくして実行できない。
そのためにこれから大阪維新が全力を尽くしていくであろう。そこに自民党吉村派が形成されることはない。このようなレベルの低い政治評論は、田崎史郎たちに任せておけばいい。上久保氏は自分が考える構想を実行するには何をどのようにしたらいいのか手順を考えるべきだ。
そうすると大阪維新の会の政治運動の過程とぴったりと一致することに驚くだろう。巷の政治行政学者が全く分かっていないところだ。すなわち大阪維新の会の政治運動は、上久保氏のような考えを「実行」するためのもので、実行するにはどれだけの莫大な政治エネルギーと時間が必要かが分かるだろう。
55年体制を打ち破る新たな二大政党制は、地方型・利益調整型・高齢者配慮型の自民党と都市型・需給調整排除型・現役未来世代重視型の新党との対立構造となる。そこに保守やリベラルというカビの生えた概念は不要だ。そして一票の格差是正が必要不可欠になる。以上、上久保氏への無料授業、終わり!
橋下さん、上久保氏に期待している様ですね!
確かに読めば、他の政治論評よりは、維新部分以外はある程度納得できる
橋下さん、これだけの「メッセージ」を普通書きませんから
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4/24(水)19:00「橋下 徹が気になる同級生の今!」
あいつ今何してる?|テレビ朝日
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