(引用)
入試を止めたことが横暴なのか、それとも対策等が何も決まっていない中でそのまま入試を継続することが横暴なのか、ここは論が分かれるところ。そうであればこそ、最後は有権者が判定を下すことができるようにしておくべき。それは教育委員会の決定ではなく、選挙で選ばれる者の決定に委ねるべき。教育委員会の決定が横暴だった場合、今の制度では、それを有権者が正すことはできない。僕の決定だと、有権者は選挙で正すことができる。ギリギリの判断、正解が分からない判断は、政治家が決定すべきである。
これから徐々に桜宮高校の実態や問題点が出てくる。在校生や保護者はそれを問題だと気付かず、受験生もそれを十分に知らないであろう。桜宮高校が今やらなければならないのは、在校生や保護者、そして普通科として入ってきた新入生と外部の人を交えて徹底的に話し合うこと。
何が問題で、何が間違っていたのか、これからどうするのか、徹底的に話し合うことだ。これまでやってきた延長ではなく、間違いをまず認めること。そして新しい方向性を見つけること。再生はこれしかない。継続性の中での議論ではなく、いったん一呼吸を置いての議論。桜宮高校の再生に期待する。
上辺っつらの正義と、ひねくれた正義。共通するのは洞察力の浅い、薄っぺらな正義。前者の典型は、関西テレビスーパーニュースアンカーの山本キャスターだろう。桜宮高校の実態も何も分からず、受験生を守れの一点張り。進路先に相応しくないところに受験生を送ることが、どういうことになるのか。(続く…)
(続き)
僕も教育委員会も、今の桜宮高校の体育科のままでは新入生を迎え入れるわけにはいかないと判断した。まさに受験生を守るためだ。山本キャスターは、学校の実態を調べもせず、上辺っつらの正義を振りかざす。洞察力が浅い。そして3流コメンテーターの学校は独立運営されるべき!の論に頷く。今回は桜宮高校が治外法権状態になっていたことが事件の原因。独立運営が全て良いわけじゃない。ルールを守る独立運営でなければならない。その視点で新しい教育行政の枠組みを目指したのが、大阪の教育基本条例、学校活性化条例。一定のルールはきちんと守ってもらう代わりに学校の独立運営を目指す。
今の学校運営形態をもっと自主独立の運営形態に改める。これが大阪の教育関連条例の趣旨。しかしこの条例に浅い洞察力で徹底して反対していたのが、これまたスーパーニュースアンカーの山本キャスター。学校の独立運営を認めるのか認めないのか、立場が固まっていない。単にいちゃもんをつけたいだけ。
桜宮高校の実態を踏まえれば、まずは受験生を守るためにストップをかけるべき。体育科の継続性の中で迎えるのではなく、いったん普通科で迎え入れ、そして新しい学校を作ってもらう。これまでの体育科やクラブ活動を前提として受験されては困るのだ。
そしてひねくれた正義の典型例が、曽野綾子氏だろう。これまた洞察力の浅い、薄っぺらな正義。以前、曽野氏は産経新聞のコラムで、「橋下は謙虚さがない子どもだ」と論じていた。それはその通りかもしれない。ただ、曽野氏の色々な文章を読む限り、地球上で曽野氏以上に謙虚さのない人間もいないだろう
曽野氏は自分に謙虚のけの字もないことを承知で、僕に謙虚さがないと批判したのであろう、これは彼女特有のブラックジョークであろうと思い無視しておいた。ところが、1月23日産経新聞の透明な歳月の光と言う、これまた謙虚さの全くないコラムを見て、この人は本当に「浅い」と感心してしまった。
曽野氏が言うところ、橋下は自分の影響で人が変えられると言う信念に基づいたバカらしい。バカとは直接に言っていないが彼女のひねくれた文章を読めば趣旨は分かる。しかしホント曽野氏は浅いね。と言うよりも桜宮高校の一連の問題を何も掴んでいない。
僕は桜宮高校は変わらなければならないと思っているが、その制度設計は教育の専門家である教育委員会がすべきであり、変えていく当事者は教員だけでなく生徒や保護者だと思っている。だから当事者に徹底的に話し合ってもらいたい。何が間違っていて、これからどうするのか。変えられるのは当事者だけ。
僕が人を変えられるわけがない。僕は世間の常識的な流れを断ち切ってでも、当事者が考えるきっかけを作るまでが役割。だいたいこの曽野氏のひねくれた文章は、一行で書けば分かることを、原稿料稼ぎかうだうだ長文にする。僕は生徒に徹底的に考えてもらいたい。そして学校を変えてもらいたい。
びっくりしたのが、この曽野氏。なんと教育再生会議のメンバーではないか!教育不再生会議になってしまう。このように実態も把握せず、ひねくれた批評をしていれば自己満足な女史が教育再生会議メンバーなんてこれもブラックジョークか。教育再生会議に希望が見えない。
皆考え始めています。 RT @getattheheart: @t_ishin 入試を中止したことは関係者の憤りのきっかけにさえなれど、考えるきっかけにはなっていない。
在校生も保護者もこれまではある程度認めてきたが、今回は一線を越えた暴力事案。先生にもその意識が乏しい。学校現場で暴力事案が常態化し、それが原因で生徒が自殺した。どうして、そのまま受験生を迎え入れることができるのか。まずは教員、生徒、保護者がその認識を持つことからスタート。
これまでの継続性を絶ち、生徒、保護者、外部識者が交じり、徹底的に話し合って欲しい。桜宮高校は絶対に再生する。絶対に再生させる。
(橋下氏 twilogより)
コメント
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匿名さん
コメントありがとうございます。
ご意見、私管理人も全く同感です。
非公開にされてましたが、表現的には多少過激な所もありますが、問題無いと思いますよ。
この所の報道、評論を観るにつけ、次から次へと湧き上がってくる、怒り、悲しみ、切なさ、もどかしさ…
これらの気持ちが抑えきれない位、膨らんできている…
そんな思いが文章から伝わってきます…
私も同じです。数多くの方々が同じ思いを持っていると思います。
これからは、是非、ペンネーム等で、公開コメントされて下さい。