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(長いので全文表示していません。続きがあります。)
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電力消費地vs供給地が激突?30日の近畿知事会 主役“欠場”で精彩かく
関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が大詰めを迎える中、30日開催の福井県を含む近畿ブロック知事会議での議論に注目が集まっている。再稼働に反発する大阪、京都両府県など電力消費地側と、供給地側が顔をそろえる会合とあって、電力問題での建設的な議論も期待されているからだ。ただ、福井県の西川一誠知事は急(きゅう)遽(きょ)、知事会議への欠席を表明。副知事が代理出席するが、“主役不在”の議論は精彩を欠くとの見方も浮上している。
近畿ブロック知事会は、近畿2府4県に加え、福井、三重、徳島、鳥取の計10府県で構成。鳥取県内で開催される今回の議題は、(1)東日本大震災支援(2)北陸新幹線(3)広域観光-で、電力問題は上がっていない。
ところが、大阪市の橋下徹市長が19日、関西広域連合での会合で大飯原発の再稼働について「臨時か期間限定の動かし方もあるのではないか」と言及。これに対し西川知事は24日の会見で「ご都合主義」と批判し、「一部の消費地で電気が必要でないと言うならば無理して動かす必要はない」と発言したため、知事会議で電力問題は避けて通れない情勢になっている。
西川知事の発言に対しては、大阪府の松井一郎知事も即座に反応。同日、記者団に「思いを伝えられるなら西川知事に言いたい」と率直な意見交換を行いたい意向を示していた。
具体的な「思い」の中身については、「(電力を)供給される側として立地県には感謝している」と述べる一方、橋下市長の臨時再稼働の提案に対しては西川知事側に「誤解がある」とも指摘。「立地県の安全性も含め、政府が(原発を)動かすなら限定期間じゃないですか、と(橋下市長は)言っている」と述べ、夏場の電力不足を念頭に置いた関西圏だけの発言ではないと強調した。(続く・・・)
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また、原子力規制庁の発足前に、全国の原発の中で大飯原発3、4号機だけを再稼働させることの是非についても西川知事に問いかける意向を示していた。
知事会議には大阪府をはじめ、「被害地元」を主張し立地自治体並の“発言権”を求める滋賀県の嘉田由紀子知事、隣接自治体として再稼働に反発する京都府の山田啓二知事らも出席予定。約40年にわたり地元独自の取り組みで原発の安全性を確保してきたことに強い自負を持つ西川知事との間で「激しい論戦になる可能性もある」(大阪府関係者)との見方もあった。
しかし、25日になって「都合がつかないため」(福井県)として、西川知事の欠席が発表された。福井県関係者は「西川知事は再稼働に向け、関西圏の理解を得ることは国の役割だと以前から繰り返しており、知事会議に出席することで事態の混乱を招く可能性があると判断したのではないか」と推し量る。
今回の知事会議に対しては、「せっかく知事たちが集まるのだから、注目の高い電力問題で真剣に議論してほしい」(原子力専門家)との声もあるが、議論の行方は不透明だ。(sankeibiz 5/26)
いくら混乱を招くと言っても、「消費地の理解が進んでいない」と言いながら、
自分は逃げてしまう姿勢に、原発再稼動を決めた地元としての責任感が感じられないと思うのですが・・・