答えは…
(引用)
東京+神奈川+大阪=「高齢者」 星野 泰平氏
総務省が敬老の日に合わせて発表した推計人口によると、65歳以上の人口が3074万人と過去最多になりました。これがどの程度の人数か想像がつくでしょうか?日本の人口の都道府県ランクは、1位:東京都 (約1316万人)、2位:神奈川県(約904万人)、3位:大阪府(約886万人)です。これを合計すると約3100万人になります。
つまり、日本の65歳以上の高齢者の方は、日本で最も人口が多い3つの都道府県(東京都+神奈川県+大阪府)の合計とほぼ同じ人数なのです。
あなたはこれを見て、どう思いますか? 私は1981年生まれで今年31歳になりますが、改めて「国からもらう年金」はかなり厳しくなるだろうと感じました。(参考リンク:わずか15年で消える年金の蓄積)
私はこのコラムで統計に基づく事実をお伝えするようにしています。例えば、「バブル期並みのお金が必要」のコラムでは、13年後の日本の社会を維持するコストが年間53兆円増える事を示しました。
消費税1%が約2.5兆円ですので、単純計算すると今の追加で消費税20%分以上のお金が必要になります。これらの数値をみて、あなたがどう解釈するかが重要です。「私の将来は特に気にしないでよい」という判断もあると思います。一方、「私の将来はこのままで大丈夫だろうか?」という考えもありだと思います。その選択はあなたの自由です。
ただ、物事の理として、結果には必ず原因があります。よくない結果には、かならずそうなった原因があります。野球の名将:野村克也氏の言葉を借りると「負けに不思議の負けなし」です。
もし、将来「お金がない、生活が苦しい」となってしまったら、その原因はあなた自身にあるのです。人生はあなたが取った選択の積み重ねです。
私は、せっかくこのコラムを読んでもらっているあなたに、将来困って欲しくないと思い、メッセージを伝えています。ぜひ、小さな行動でかまわないので、最初の一歩を踏み出して下さい。(読売新聞 2012/9/12)
現在の社会保障制度。多少、改良しても根本的に維持するのは不可能です!
確かに、今の高齢者は、このままでも逃げ切れるかもしれません…(チョット表現はアレですが…)
10年、20年後、今の現役世代は、間違い無く後悔するでしょうね…
経済や雇用問題も大事ですが、
現役世代は、将来維持できる社会保障制度を本気で考えている政党を、キチンと選ばないとならないですね。
おばあちゃんの原宿「巣鴨」で、敢えて社会保障の見直しを訴えた橋下代表 動画
関連記事:100年安心なはずなのに、なぜ年金の支給開始年齢引上げ?(学習院大学教授・鈴木亘氏のブログより)
(中略)支給開始年齢引き上げの議論を進めるのであれば、まずは、「日本の年金制度は安心な制度だから、改革の必要性は小さい」等と言っていた社会保障国民会議の年金関係の委員達は、責任の所在を明確にするために、クビにすべきではないか。「安心な年金だけど、隣近所に合わせて『血を見る大改革を』」という考えが、論理的に支離滅裂であることがもしわからないのであれば、そのような専門家は、知能か、精神か、あるいはその両方に大きな問題を抱えている。そんなアブナイ専門家は不要である。また、「100年安心」といまだに言い続けている厚労省年金局の幹部達にも、早くお引き取りを願う方が、日本の年金制度にとって安心、安全である。