(朝日新聞より引用)
(大阪都構想1分ガイド)一部事務組合ってなに?大阪都構想で大阪市の仕事は府や5特別区に移るほか、各区で共通する仕事を担う一部事務組合がつくられる。
例えば住民基本台帳といったシステムの管理や市内全域に広がる水道事業、運営が市町村から都道府県に移る予定の国民健康保険もこの一部事務組合が担当。市外にある福祉施設も含まれる。こうした仕事は各区で別々にするのではなく、共同で運営してサービスの公平性や効率性を保つ必要があるためだ。
一部事務組合は自治体という位置づけで、各区が負担金を出して運営する。議会もつくり、各区議の中から兼任する議員が選ばれる見通しだ。
消防やゴミ処理のために複数の市町村がつくるケースは今でも存在している。ただ、都構想の場合はたくさんの仕事を抱えるため、大阪府(都)と特別区と組合で「三重行政になる」という批判も出ている。
(引用終わり)
すでに、23特別区のある東京にも「一部事務組合」が存在します。
23区の一部事務組合等の概要(PDF286KB) – 特別区協議会
しかし、「三重行政」と言う批判は聞いたことがないし、そもそも、その言葉自体、初耳なんですが・・・(^_^;)
【わかりやすい】大阪都の特別区の区割り図(サムネイルクリックで拡大)
(うらしまさん作成。ありがとうございます。拝借致しました。)
大阪都構想・丸分かりタウンミーティング動画集
http://oneosaka.jp/shishinokoe/new.html
コメント
釈迦に説法ですが、〇重行政と言うのは「同一地域に事務領域が重なっている行政主体が存在する」場合に言うのであって、一部事務組合の場合は「共同処理するとされた事務は、関係地方公共団体の権能から除外」されるので重なることは無いですね
一部事務組合の制度概要
http://www.soumu.go.jp/main_content/000088888.pdf
「一部事務組合があるから〇重行政」という理屈が通るなら、国、関西広域連合、大阪都、一部事務組合、特別区と3重行政どころか5重行政となります。
こんな愚にも付かないアンチの言説を引用する時点で、朝日がアンチであるというのが垣間見えますね
そもそも、大阪で「一部事務組合」を説明しようとした場合、普通なら「大阪市以外の大阪府下の全42市町村で構成される大阪広域水道企業団」とか、つい最近設立が決まった「大阪市・八尾市・松原市環境施設組合」に言及しなければモグリでしょう
余談ですが「23区清掃一部事務組合」といえば、石原慎太郎都知事(当時)が都のゴミ事業を市区町村へ移管するだかすったもんだした挙句に設立されたのでしたっけねぇ…23区民(当時)として、思わず遠い目になってしまう名称を拝見してしまいました ^o^;;
上のコメントを書いていて、ふと頭によぎったのですが
「大阪戦略調整会議」などと言う地方自治法に反する条例案を出すくらいなら、大阪府、大阪市、堺市を構成メンバとする「大阪府広域行政広域連合(仮称)」を対案として提言した方がよっぽど法的な意味では現実的ですね。
広域連合制度の概要
http://www.soumu.go.jp/main_content/000088890.pdf
どっちにせよナンセンスですが…
ぶっちゃけ、大阪府、大阪市/堺市で決めた事案をさらに大阪調整会議とやらで議論する方がよっぽど三重行政かと。そもそも大阪調整会議は法律違反だから大阪都構想側もほとんど相手にしてない状態っぽいですけど。