(大阪都構想1分ガイド)「特別区の税収 どれくらい?」

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(朝日新聞より引用)
(大阪都構想1分ガイド)特別区の税収 どれくらい?

 2015年度に大阪市が税金で得られる収入の見込みは6397億円で、歳入の4割弱を占める。大阪都構想で大阪市がなくなると、所得に基づく個人市民税、軽自動車税、市たばこ税の計1728億円が五つの特別区に回る。

 残りは企業に課される法人市民税や事業所税、土地・家屋に課される固定資産税、都市計画税の計4669億円で、府がまとめて徴収することになる。これは、大阪市から府に移る広域行政の経費となるほか、特別区によって歳入に差が出ないように調整する財源とするためだ。

 特別区が直接得られる税収は現在の大阪市と比べて4分の1程度になるため、市議会では「自主財源が乏しすぎる」という指摘が出ている。

 納税者にとっては納税先が府と区に変わるが、納税の手続きや支払う額(税率)はひとまず変わらない見通しだ。

(引用終わり)

これ読むと、特別区になると悪い方向に行くような気になりますよね・・・
やはり朝日、「悪意」を感じますね・・・

補足しないとダメですよね・・・
府(都)に入る4669億円の内、約2200億は大阪全体の広域の仕事に使われる分(今まで大阪市が肩代わりして行っていた広域の仕事。これこそが2重行政)、残り約2469億が、特別区で分け合って使うお金。
なので特別区としては、1728億と2469億、合計約4197億が使える。

確かに、今までより入るお金は減るが、やらなければならない仕事(広域)も減るので、住民サービスに何ら変わりは無い。
「自主財源が乏しすぎる」と言う指摘は、全く的外れ・・・

むしろ、5つに分けることによって、地域ごと地域に合った予算の使い方が可能になるので、むしろ住民サービスは向上するという見方が、理にかなっている。

都構想で、大阪全体のインフラ整備が進めば利便性が上がり、経済活動も活発になる。
企業誘致も進み、観光客も増える。
そうなると、税収が増え、より住民サービスを充実させられるし、区民・府民の税金も下げられる可能性もある。

【わかりやすい】大阪都の特別区の区割り図(サムネイルクリックで拡大)

(うらしまさん作成。ありがとうございます。拝借致しました。)

「大阪都構想1分ガイド」シリーズまとめ

大阪都構想・丸分かりタウンミーティング動画集
http://oneosaka.jp/shishinokoe/new.html

P.S.北陸新幹線が開業しました。
これまで、北陸は関西との繋がりが強かったと思うのですが、
アクセスが容易になって、北陸の人の目は、いやがおうでも関東へ向くでしょう。

大阪、まごまごしてる場合じゃないですよね^_^;

コメント

  1. アンパンマン より:

    北陸新幹線の金沢延伸問題は「北陸の目が東京に行く」という単純な問題ではありません。「東京~北陸」を便利にする"引き換え"に「大阪~北陸」を不便にする問題なのです。

    3.13迄は大阪~北陸はサンダーバード(特急)が直通運転していました。3.14以降は東京~金沢が北陸新幹線の直通運転となることの"引き換え"にサンダーバードは大阪~金沢へ短縮、大阪~富山は「金沢での新幹線乗り換え」発生に伴い「従来より不便」になるのです。

    このような問題は、東京視点の視野狭窄で凝り固まっている東京キー局は取り上げません。JR西にすれば新幹線営業区間に並行した特急の運行は経済的な問題なのかもしれませんが、国土の均衡から考えれば経済問題で片づけて良い話では無いハズです。しかし、国政は「東京から便利になれば良い」という発想しかないので、新幹線事業において、そのような配慮が全くなされていない。そういう「国策」のなか、「地方頑張れ」の単純発想で「地方創生」は無理というものです。

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