前回、大阪市は大きすぎて、市民の要望に、物理的に答えられない状況になっている・・・
とお話しました。
【どこよりも分かりやすい!大阪都構想】「特別区って何?」(その1)
その問題を解決しようとしたのが、大阪都構想で、大阪市を、5つの特別区に変えるというもの。
では、特別区について説明します。
都構想になると大阪市は5つの特別区に変わります。
特別区と言いますが、ざっくり言うと「市」みたいなものです。
吹田市、八尾市、門真市など・・・と同じです。
大阪市の区(行政区と言います)と大阪都の特別区の比較表
区の種類 | 区長 | 議会 | 教育委員会 | 保健所 | 児童相談所 | リコールによる区長解任・議会解散 |
行政区 | 市長の任命(市の職員) | なし | なし | なし | なし | なし |
特別区 | 選挙(区民の代表) | 条例制定できる | あり | あり | あり | できる |
※リコールとは、ざっくり言うと、区長や議会がおかしな事をしている(しそう)な時、住民の署名で区長解任や議会解散ができる仕組み。
どうですか?
今の大阪の区と特別区の違い、お分かりになりますか?
ざっくり言って、「今の大阪市みたいのが、コンパクトになって5つできる」
と考えて下さい。
【わかりやすい】大阪都の特別区の区割り図(サムネイルクリックで拡大)
(うらしまさん作成。ありがとうございます。拝借致しました。)
図のように、34万人から69万人の5つの特別区(市みたいなもの)になって、
それぞれの地域で、区長(市長みたいなもの)を、みんなで選んで、その人に地域の要望を聞いて仕事をしてもらおう。
ということなんです。
今までは268万人に「1人」で、要望が処理しきれない状況から、
多くても69万人に1人になる訳です。
約1/4の人口、これなら、今よりは、住民の声をくみとり、応える区長(市長みたいな)・役所になる。
だから、都構想の目的「住民自治の拡充」(住民の声をくみとり、応える仕組みを作ること)になる訳です。
反対する人が、5つに分割する、バラバラになるって言いますが、
別に、特別区の境に塀を作って、行き来ができなくなる訳ではありません(^_^;)
今まで通り、普通に行き来できます。生活に何の変化も起きません。
どういう意図で、そういうのか?私には分かりません。
5つの区、地域、住んでる人も、違いがあります。
要望も、区どこに違ってくるでしょう。それに応じて区長は仕事をします。
ですので、5つの区を比べれば、している仕事が違う部分も出てきます。
住んでる場所、人が違えば、当たり前の話だと思いますが、
反対する人は、それを「違い」や「格差」がでるって言います。
それって、自分達で決めてやっている事に、人が、とやかく文句行ってるみたいで、どうなですかね?
そういうの大阪人が、一番嫌うんじゃないですかね?
「好きにさせたらええやん」ですよね(^^)
教育委員会・保健所・児童相談所も、特別区それぞれに出来ます。
今は268万人で、それぞれ1つずつ、こちらもパンク状態、仕事を処理しきれない。
教育・保険医療・子育て環境は、断然充実するでしょう!
条例(その地域の法律)も作れるので、犯罪減少や治安向上などをはかる事ができるようになります。
(大阪はグレーな仕事で稼いでる人が多いと聞きます・・・その人達は、隠れて都構想に反対しているそうです)
いかがでしたか、特別区、分かって頂けたでしょうか?
更に深く知りたい方は・・・
大阪市港区と東京都港区の違い【大阪都構想の基礎知識】(NEVERまとめ)
あと、どちらが良いと思うかは、有権者一人ひとりの判断だと思います。
デマに騙されず、懸命なご判断をして下さい。
【都構想・ホンマなの?】「水道料金・国保料・保育料値上げ、ごみ収集有料化、敬老パス廃止・・・」←それ全部デマです!
【都構想・ホンマなの?】「特別区の税収は『4分の1』に、住民サービスが低下?」←それデマです!
【都構想とカジノは何の関係ありません】そして、都構想否決でも大阪自民は強力にカジノ推進。
P.S.
素人のつたない説明なので、上手く伝わったか心配です・・・(^^ゞ
もし、ご不明な点があれば、コメントでお寄せ下さい。
私の分かる範囲でお答えします。
答えられないものでも、ここによくコメントを書かれている方は、皆さん私よりはるかに優秀な方ばかりですので、答えて頂けると思います。
明らかに、反対派の主張と思われるものには、答えませんので悪しからず・・・