公明大阪市議団「苦渋の決断」、住民投票の実施認めても都構想は反対 他党「矛盾だ」と不信感

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他党の動きなども、色々報道されています。

(産経WESTより引用)
きょう法定協 公明大阪市議団「苦渋の決断」、住民投票の実施認めても都構想は反対 他党「矛盾だ」と不信感

 大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が掲げる大阪都構想をめぐり、大阪府市の法定協議会が30日に再開されるのに先立ち、公明党市議団は29日、都移行の是非を決める住民投票の実施を了承する一方、都構想反対をアピールしていくことを決めた。公明と足並みをそろえ、都構想の協定書議案を否決した市議会の野党会派は「矛盾している」と不信感をあらわにした。

 市役所で開かれた公明市議団の会議で、小笹正博団長(府本部幹事長)が、所属議員らに諮らず住民投票実施に賛成という党方針を決めたことを謝罪した。

 26、28両日の府本部会合ではトップダウンの決定に不満が噴出したが、この日は法定協や市議会で都構想反対の立場から問題点を追及することを確認。市議団幹部は、党本部の意向に従い、住民投票実施のため来年の2月議会で協定書議案に賛成することを決めた。

 また市議団の見解を1枚の書面にまとめ、この日市役所で対応を協議していた野党の他会派に提示。「(都構想に)反対の姿勢に変わりはない」との一文を明記するなどし、待(まち)場(ば)康(やす)生(お)幹事長がそれぞれの控室を回って了承を求めた。

 他会派との幹事長会議では「協定書の中身に反対しているのに採決で賛成するのは自己矛盾だ」と公明に抗議する声が続出。自民の柳本顕幹事長は「理解できない」と批判。共産の山中智子幹事長は「(方針転換を)思いとどまってほしかった」と話す。

 待場幹事長は記者団に「苦渋の決断だ。私も議員として矛盾を感じる」と吐露し、住民投票では「(反対多数により)都構想をつぶし、橋下市長にご退場いただく」と語気を強めた。

 今月30日の法定協では新たに会長を選出し、10月の府市両議会で協定書を否決した結果が報告される。自民は「これ以上の議論は不要」として、法定協の解散を求める見通し。(引用終わり)

大阪都構想:公明市議団、住民投票実施を了承(毎日新聞)

面白かったのがこれ。
「大阪都」構想 事態急変 公明が協力に転換 同党内からも反発の声(赤旗)
(続く…)

(赤旗より引用)
「大阪都」構想 事態急変 公明が協力に転換 同党内からも反発の声

 橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会(維新の党大阪府総支部)が固執する「大阪都」構想をめぐり事態が急変しています。10月に府市両議会で否決された協定書議案の採決でも反対した公明党が25日夜、維新幹部と非公式に会談。公明党府本部の小笹正博幹事長は26日、記者団に「(『都』構想の是非を問う)住民投票まで行こうということについては了解して進めていこう」という方針に転換したことを認めました。

 会談の当事者の一人でもある大阪維新幹事長の松井一郎府知事は同日、「都」構想の制度設計を議論する府市法定協議会を年末の30日に再開することを表明しました。

 維新側は否決された協定書を微修正した協定書を1月にも完成させ、議案として2月の府市両議会に提出。公明党の賛成を得て可決し、「都」構想の住民投票を来春に実施しようともくろんでいるとみられます。

 「都」構想は大阪市を廃止して特別区に分割し、住民サービスと自治の低下をまねくものです。

 小笹氏は「これまで通り問題のある協定書には賛成しかねるということは変わらない」と釈明していますが、「都」構想の住民投票は維新以外の会派が過半数を占める両議会で公明党が協定書議案に賛成しなければ実施されません。方針転換には協定書を批判してきた同党の府議や市議からも反発の声が上がっています。微修正でごまかす事実上の丸のみなら、これまでの批判はそのまま同党に跳ね返ることになります。

 公明党は2012年の衆院選で当時の日本維新の会と協力。「都」構想への協力と引き換えに、維新は公明党の候補者がいる大阪・兵庫の6選挙区で対抗馬の擁立を見送りました。しかし、その後、公明党は、「都」構想のずさんな制度設計や強引な議論の進め方への批判を強め、両党は対立。「公明党に人生最大の裏切りを受けた」とする橋下氏は、今年の衆院選で自ら公明党前職の選挙区への出馬をにじませましたが維新の党は結局、6選挙区すべてで擁立を見送りました。

 小笹氏は今回の公明党の方針転換について「衆院選の結果をみても大阪では維新が比例第1党という一定の民意があるという事実を踏まえた」と説明。他会派からは「維新と密約があったといわれても仕方がない」との声も上がっています。(引用終わり)

言い回しとか、新聞らしからぬ感じは、これぞ赤旗なんでしょう。

一番の突っ込み所は、はやり
都構想は大阪市を廃止して特別区に分割し、住民サービスと自治の低下をまねくものです。
でしょうね。
それが本当なら、東京の共産議員は「都は止めて市に戻せ」と言うべきでしょうが、そんな話は聞いたことがありません。

まあ、赤旗に深く突っ込んではいけませんね(^^ゞ

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コメント

  1. ty より:

    これ自分達は反対なのに、可決される可能性の高い住民投票を実施するのは矛盾だという意味ですよね。
    「俺たちは代議士ではなく独裁者だ」と宣言したも同然ですよ。

  2. 匿名 より:

    さあ、30日の法定協議会。これから、本当の勝負が始まりました。市民に理解されてないので、始めから。とか反対してる人は言うけどまだそんなこと言ってるの?と言うレベル。

    橋下市長選挙から始まって、その積み重ねでここまできました。後一歩、橋下市長はすべて出来ることはしました。後は市民、府民…必ず実現しましょう。

  3. 匿名 より:

    大きな課題もあります。ズバリ不正な票操作。
    意図的に幾度も票束を機械に通す事はないと言い切れますか?
    私の地元ではおかしな結果が出ても再集計はしませんでした。
    都構想を支援する団体の方達には、その辺りの監視体制を検討してもらいたいです。

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