4/26 橋下氏ツイッター「産経の仰天憲法案には言いたいことが山ほどある。もう漫画の域・・・」

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(引用)
いやー面白くなってきた。憲法論議が盛んになってきた。産経が強烈な憲法案を出して来た。これは国民投票で通すことなんて全く考えていないね。ただ自分の思いを思う存分述べただけ。自民党案も既にあるし、読売新聞も出している。朝日にも出してくれと言ったけど、朝日は護憲だから憲法案はなしかな?

護憲派の人たちも、今の憲法におかしさは感じないのかね。衆参で決められない政治って、朝日も、毎日も散々批判してきたんだから、59条の改正くらいは考えてよ。朝日も、毎日も、地方分権をやれ!って叫んでいたんだから、第8章の改正とか。

朝日も毎日も、君が代起立斉唱絶対反対なんだから、君が代起立禁止の条項を入れれば良い。そうしたら大阪の君が代起立斉唱条例は無効になる。教育委員会の政治的独立性も憲法に入れたら良いじゃないか。朝日や毎日の護憲派も、もっと良い憲法にするための改正案を出してよ。

ここまで憲法論議が盛り上がっているのに、国民投票に付させないと言うのは国民主権への最大の侮辱。朝日や毎日は、憲法96条の3分の2の発議要件で、改正を阻止しようとしている。それは卑怯だ。国民投票の場で、自分たちが考える憲法にしたら良いじゃないか。今のままで良いなら、改正案否決。

ここまで憲法論議が盛り上がってきたなら、最後は国民投票で決する。この手続きを経験して初めて日本の民主主義はスタートする。政治へのお任せはダメだとか、朝日は良く言ってるじゃない。自分たちで大きな課題について決する。議論し、思考し、最後は判断する。この経験こそが民主主義だ。(続く…)

(続き)
朝日は、何かあったらすぐに対話をしようばかり。本日も、ある学者が、選挙に頼れないから対話をしようだって。対話が目的なのは、暇な学者か論説委員かコメンテーターのみ。民主主義における対話は、決する手段としての対話。対話をするだけでは民主主義ではない。それは単なるダベリ。

難しい問題を決する。賛否両論があることを決する。そのために、徹底してて議論する。これが民主主義だ。議論はそれが目的ではない。物事を決するための手段だ。憲法について徹底して議論する。様々な案が出てきた。最後は国民投票で決すれば良い。そのためにも、96条を改正する必要がある。

産経の仰天憲法案には言いたいことが山ほどある。もう漫画の域。ここまで来ればあっぱれだ。わが道を行くだね。国民に支持されるか、本当にその案が採用されるかなんてどうでも良い。とにかく言いたいことを言っただけ。言いっ放し憲法案。国家・国民は運命共同体なんて、もうハチャメチャだ。

国家の定義を明確に定めずに、国家と国民は運命共同体なんて、僕はまっぴらごめんだ。国家が公権力とイコールになり、霞が関や永田町、その他の行政機構と運命共同体なんて絶対に嫌だね。公権力は放っておいたら濫用になる。これは知事、市長をやって実感した。だから縛りが要る。

馬鹿な政治家や行政機構のおかげで、家族に危害が加えられるなんてまっぴらごめんだ。日本の公権力と言っても普通のおじさんやおばさんたちが担っている。それくらい日本の国民全体レベルは高い。憲法はあくまでも公権力を縛るもの。ここは譲れない。

まあ今回産経の憲法案が出てきたし、朝日も憲法案出してくれないかね。この期に及んで、護憲だから改正案はありませんなんて、それも時代遅れ過ぎる。朝日の大好きな国民的議論、対話を広げるんだったら、朝日も憲法案を出すべきだ。いずれにせよ、憲法論議こそ、日本の民主主義を深化させる第一歩。

これまでは憲法改正なんて本当にできるなんて誰も思っていなかった。だから実現可能性のことなど全く考えずに、皆言いっ放し憲法案を発表してきた。発表することに意義があるとね。しかし、政治は実行。やってなんぼ。本気で憲法改正するなら、全文改正など非現実的。

まずは96条改正。衆参2分の1の発議で、いつでも国民投票に付すことができる環境を整えてから、時間をかけながら、不都合がある部分を変えていく。不都合のレベルが高い部分はどこか、どの順番で変えていくか、これが実行するための戦略だ。一気に全文改正するなんて夢物語り。
(橋下氏 twilogより)

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