5/6 橋下氏ツイッター「産経新聞よ、もっと現実を見ろ!実行するプロセスに頭を使え。脳天気すぎる。」

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(引用)
bit.ly/11MDKZl 産経新聞よ、憲法改正についてもっと現実的な戦略を立てろ!!これまでは憲法改正の現実性など皆無だった。だからどうせ変わることないだろうと、改憲を主張する人たちも、自分の考えを言いっ放すだけ。

bit.ly/11MDKZl 産経新聞の憲法改正案が典型。自分たちの考えを言いっ放し。保守と言う立場から一番かっこいいと思われる主張を言いっ放し。俺って保守としてかっこいいだろ?との自己満足のみ。本当に改正してやろうと言う戦略性は0。実行については何も考えていない

bit.ly/11MDKZl 憲法改正は国民投票が必要だ。これが通常の政治とは異なる。通常の政治であれば、選挙で過半数の議席を得れば、あとは実行あるのみ。実行の過程で様々な抵抗に遭おうが、あとは政治家の実行力だけで進めることができる。

ところが憲法改正は、国民投票で支持を得ることが必要だ。どうも、産経新聞は、そこを全く考えていない。俺って保守としてかっこいいだろう?と言うことを国民に示せば、それで改正が進むと思っているのかね。そりゃ、勘違いも甚だしい。国民の意識はどうなのか?ここを探る必要がある。

もちろん国民の声だけに左右される必要はない。国民を説得するのが政治家だ。しかし国民に訴えかけるにしても、今の国民の意識をきちんと捉えなければ、説得しようがない。産経新聞のように、日本国民全員が産経新聞の考え方と同じだと脳天気になれるなら別だけど。それだったらもっと産経が売れてるよ(続く…)

(続き)
憲法9条は、今の時代には合っていない。国語の文章としてもおかしい。そもそも、日本国憲法9条の趣旨は、日本の非武装、非軍事化だ。第二次世界大戦を経験して、世界の平和のためには、日本とドイツを非武装、非軍事化すること。これが当時の連合国のミッションだった。

マッカーサーも、日本の非武装、非軍事化を大きな使命と認識していた。日本国憲法もその文脈で作られた。このあたりは、アメリカの占領政策の経緯、もっと言えば、第二次世界大戦中にアメリカで既に進められていた戦後の対日基本方針の経緯、そして日本国憲法の制定過程を見れば明らかである。

当初の日本国憲法は、日本の自衛権まで否定するもだった。ただし、憲法の制定過程において9条2項についていわゆる芦田修正が入り、自衛権を認めたようにも思われたが、日本政府はそのような解釈はしていない。その後、無理やりな解釈で、自衛権を認め、しかも自衛権の範囲も必要最小限に抑制した。

世界のパワーが一極に集中し、事実上の世界警察が存在していた時代なら、各国が安全保障について責任を負う必要もなかった。憲法9条のままで良かったであろう。しかし第二次世界大戦直後と異なり、今や、世界のパワーは分散化している。各国が安全保障について責任を負う時代になった。

また沖縄問題を考える上でも、無責任な平和論者は、アメリカに日本の安全保障を全て委ねながら、アメリカに対して沖縄問題を主張しろと言う。仕送りを受けている大学生が親に不満を言うようなもんだ。沖縄問題を真に解決するなら、日本の安全保障について日本自らが責任を負わなければならない。

そのような意味で、今の憲法9条に問題があることは明らかだ。しかし、それを変えようとなると、産経新聞のように、俺ってかっこいいだろ?を示すだけでは無理。今となっては憲法9条に問題があるにせよ、それでも日本が第二次世界大戦後、いわゆる戦死者を出さなかったことも事実。

そのことを情けない、かっこ悪い、世界からはバカにされていると嘆く産経新聞的な考えを持つ人もいれば、日本がバカにされようが、かっこ悪かろうが、とにかく自分の子どもが被害に遭わなくて良かったと感じている親も多い。日本国憲法が制定された当時は、日本の非軍事化を国民は歓迎していた。

それほど戦争と言うものが、国民にとっては最悪なものだった。第二次世界大戦へ突入した経緯を調べれば調べるほど、当時の日本政府の指導メンバーは、こりゃダメだと感じる。こんな政治家のために自分の命は落としたくないね。戦争に突入した経緯については日本にも言い分がある。

戦争に突入した経緯について日本にも言い分がある。しかし指導者の能力とは別問題。国家が、国家が、と言う産経新聞は、その国家の指導者がいつも素晴らしい神がかった人物だと思っているのかね。政治指導者と言っても、普通のおっさん、おばさんだ。

そういう意味では安易に、国家=政府の力を認めるわけにはいかない。国民も良くそのことを知っている。だから憲法9条については、徹底的な議論を踏まえて、丁寧に国民に説明する必要がある。そこで、僕は、9条については憲法改正国民投票の前に、予備的な国民投票をすべきだと考える。

bit.ly/11MDKZl 産経も、マッチョスタイルだけで走るのではなくもう少し戦略的に頭を使いなさいよ。きちんとプロセスを経ずに、いきなり9条改正案を出して、国民投票で否決されたとする。その後どうするの?

国民投票法には一事不再理の原則は規定されていないけど、それでも一旦否決されたのに、次から次へと国民投票をしかけるのは無理だろう。政党だって、いったん否決されたのに、すぐに再発議とはいかない。だから9条を変えるには相当慎重なプロセスを踏まえなければならない。

96条改正だって同じだ。自民党は、参議院で支持を得たら、今秋にも改正案を発議するような話をしているが、実行のプロセスを考えていない。国民投票で支持を得るための戦略が必要だ。国民のコンセンサスに移すためのプロセスとして、改正国民会議の設置が必要だろう。

憲法9条においてはなおさら、国民コンセンサスへ移すプロセスが重要になる。改正のための国民投票は一回限りのものと認識しなければならない。産経新聞のように、改正案を出せば、必ず国民投票で信を得られると言うバカ頭では改正は実現しない。

憲法9条は、今の時代に合っていない。世界の状況を見れば、日本も安全保障の責任を負わなければならない。沖縄問題を解決するためにも、アメリカに全ておんぶにだっこではダメだ。しかし、これはまだまだ国民全体に意識されていない。これから政治家が説いていく最重要課題だ。

bit.ly/11MDKZl 産経のように、俺って保守としてかっこいいだろ?と国民に示すだけで、国民が付いてくるなんて考えているのは、ほんと脳天気。憲法9条については徹底した国民的議論が必要。そして憲法改正国民投票は一回限りの勝負だと考えなければならない。

bit.ly/11MDKZl ゆえに戦略として、9条改正の国民投票をするために、予備的な国民投票をする。その間に一次的な国民的議論を尽くして、国民に9条の問題を説いていく。もちろん激烈な反論もあるだろう。それで良い。第一次的激論をしっかりとやる。

bit.ly/11MDKZl その上で、予備的国民投票をやって、国民の認識を確かめる。賛成してくれればそれで良いし、反対なら、政治家の説明として何が足りないのか反省する。このようなプロセスを踏まえて、二次的な本チャンの9条改正国民投票に移る。

bit.ly/11MDKZl 産経新聞よ、もっと現実を見ろ!実行するプロセスに頭を使え。自分の考えが直ちに国民に支持されるなんて、脳天気すぎる。もしそうなら、産経新聞の販売部数はもっと伸びている。現実を直視するのが政治だ。ここが新聞主張と違うところ。

bit.ly/11MDKZl 憲法9条は、日本国の全ての政治エネルギーを注入する課題だ。予備的な国民投票と言うプロセスが絶対に必要だ。維新の会は国民投票に丸投げではない。実行プロセスとしての国民投票だ。産経よ、目を覚ませ!
(橋下氏 twilogより)

コメント

  1. 根保孝栄・石塚邦男 より:

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    自民党の新憲法試案は、個人の権利を抑制する公権力の拡大を意図したもので、橋下代表の今回の指摘のように、明らかに右翼化したものになっていて、時代錯誤。

    これは国家の権力行使には都合のいい色合いで、憲法反来の意味である国民の立場を公権力から守る、という趣旨から離れた危険な方向。

    何でしょうね。憲法の意味をはきちがえて受け取ってるむきがありますね。維新の会では、その辺に配慮した独自の改正案など示していただきたいものです。

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