安保法制 維新の党 独自案(概要) – 2ページ(PDF形式 約70.4KB)
安保法制 維新の党 独自案(法案、概要) – 227ページ(PDF形式 約1.44MB)
残念ながら「予想通り」に、朝日は維新の対案の良し悪しには触れません。
あんなに政府案は批判しているのに・・・
しかし、公党である維新の党に、今後の振る舞いは「こうあるべし」と指南しています・・・??
(社説)維新の対案―解釈改憲に手を貸すな(朝日新聞)
(引用)
維新の党が安全保障関連法案の対案をまとめ、自民、公明、民主各党にそれぞれ示した。重要政策をめぐって野党が自らの案を示し、より良い法案をめざすことは大事な仕事だ。
対案の中身をみても、集団的自衛権を限定容認した閣議決定に反対し、政府案に比べ憲法との整合性に配慮した抑制的な内容であり、議論に値する。
問題は、維新がいまこの時期に対案を出すことの政治的な意味である。
安倍内閣による集団的自衛権の行使に反対なら、政府案の早期の衆院通過に手を貸す結果になってはならない。
すでに政府与党は、15日の衆院特別委員会での採決に向けて動き始めている。とはいえ、与党だけで強引に採決を急げば、法案に反対している世論の反発を買いかねない。
だから維新に対しては、法案に反対でもいいから、とにかく採決に出席してほしい。政府与党にはそんな期待が強い。
実際、維新は今国会で、労働者派遣法改正案をめぐって与党と修正協議をしたうえで、衆院採決を容認しながら、政府案には反対するという分かりにくい対応をした。今回も与党との修正協議の行方によっては、同じ道筋をたどりかねない。
だが政府案には、維新自身が言うように根本的な問題が多すぎる。
日本の安保政策を根底から大転換する法案に対し、広範な世論が「憲法違反の疑いがある」「国民への説明が丁寧ではない」と懸念を深めている。
維新に求めたい。
いまなすべきことは、こうした国民の疑念や不安の声にこたえ、対案の中身について徹底的に議論していくことだ。
とりわけ集団的自衛権ではなく、従来の個別的自衛権の延長線上で対応しようとしていることは政府案と根本的に異なる。
政府案が集団的自衛権の行使を限定的にでも容認するものである限り、採決に応じるべきではない。昨年7月の閣議決定については、明確に撤回を求めるのが筋である。
こうした議論を深めていってこそ、解釈改憲を認めないための野党の共闘が意味を持つのではないか。
対案で議論の充実を装いながら、与党主導の土俵に上がり、形ばかりの審議をへて早期採決を後押しする――。
政府与党の期待にこたえ、維新が党利党略のような動きをすることになれば、政府案への懸念を深める国民への重大な背信となる。(引用終わり)
こんな事を言う前に、維新案を紹介して、朝日はどう思うか、しっかり書いて欲しいですね!
もちろん、ホンネは「現状維持」なんでしょうけど・・・
それならそうと、維新案より「現状維持」が良い部分をしっかり書いていけばいい。
それをしないで、ただ「反対しろ」では無責任すぎる。
責任が持てないなら、与党案批判、維新に政局指南などせずに、
事実をただ伝える事に徹するべき!
維新案に小林節教授他が「合憲」と言った途端、政府案に対する違憲批判が、朝日からキレイに無くなった・・・
何故か?
無論、それを続ければ、おのずと「合憲」の維新案に注目が集まるから・・・
新聞社こそ、国民の政治議論を抑えることに、手を貸すな!
関連
・(維新対案)憲法学者・小林節教授「合憲である。私はいいと思う。」(公開意見聴取会・その後のインタビュー動画有)
・橋下市長「(維新対案)十分な審議が尽くされない場合には採決はダメだ」7/3ツイート
コメント
管理人さんの仰る通りです。
重要な法案だけに(都構想のときも重要だったのですが)メディアはロジックありきで国民を惑わすような記事は書かないで、現行法で良いのなら何故それが良くてどうやって危機に対処するのかも付せて明確にしてほしいですね。これ本当に都構想の時にも散々あちこちで言ってきたことなんで(笑)また橋下さんが各紙の論評に怒り爆発しそうでそちらも怖いですw