4/12に行われた大阪市議会選。
269万の人口を抱える大都市なのに、5000票以下で当選した議員が2人もいました。
(浪速区)
森山 禎久氏・無所属 3,878票 (0.14%)
(西成区)
尾上 康雄氏・共産 4,632票 (0.17%)
※票数の後ろのカッコ内、人口に対する比率
いくらなんでも、これはちょっと少なすぎると思います。
区ごとの1票の格差も、かなりのものがあると思います。
ではなぜ議会は、これまで改善してこなかったのか?
この問題に関しては上山信一氏が詳しく述べられています。
【大阪市改革が進まない本当の理由】上山信一氏連続ツイートまとめ
そして、辛坊さん
【大阪市議会の不都合な真実】(辛坊治郎 ズーム!そこまで言うか)
辛坊さんが言われてる通り、今の選挙制度では1つの党が過半数を得る事は、ほぼ不可能な制度になっています。
維新が過半数を目指してこれまでやって来ましたが、やはりそれは難しいでしょう・・・
では、今後、維新を超える政治勢力が大阪に現れるのか?
それもほぼありえない。出てきたとしても維新のようにマスコミに潰される・・・でしょう。
「都構想」は、この問題の解決も含まれています!
ちょっとシュミレーションしてみます。(かなりアバウトですが(^^ゞ)
5区の中で一番人口の多い南区を例にとってみます。
【わかりやすい】大阪都の特別区の区割り図(サムネイルクリックで拡大)
(うらしまさん作成。ありがとうございます。拝借致しました。)
南区・人口69万人・有権者数54万人(現大阪市の比率より算出)
区議会議員数:23名、投票率50%で計算
・立候補者数(1.5倍の)35名の場合
平均得票数 7,714票
人口比得票率(1.11%)
(かなり厳し目のシュミレーション)
・立候補者数(2倍の)46名の場合
平均得票数 5,870票
人口比得票率(0.85%)
1.11%はそんなでは・・・と思われるかもしれませんが、今より大幅に改善します。
0.14% → 1.11% 約8倍。
票数そのものでみても、人口は1/4になるのに、3,878 → 7,714 約2倍。
大阪市民の皆さん。
今の大阪市議会と新しい特別区議会、
どちらが良いと思いますか?
「都構想になると、今の組織票では当選出来ない。」と、公然と訴える自民党大阪市議
維新の議員がご説明に伺います。納得行くまで丁寧に説明します。
都構想出張説明会(説明申込書pdf)
コメント
管理人さん、いつも情報ありがとうございます
一票の格差の件、私も気になってので確認してみましたところ…
1.浪速区は「市内屈指の低人口区(有権者が唯一5万を切る)」うえに「歴史的に低投票率(2007-35.6%、2011-35.6%、2015-33.6%いずれもしないワーストを記録)」という不名誉な記録と体質を持つ。ゆえに超低得票数でも当選可能
2.西成区は、これまた投票率も悪いんですが、他の選挙区に比べて「定数枠がひとつ多い」気がする。
住之江区101,285人で定数4、淀川区139,339人で定数5なのに対して西成区は90,497人で定数5ですね。何を基準に決めてるのかよく分からないです。ここはそもそも定数を削るべきでした。都構想を前には今さらなことですが
もっとも、北区が94,725人も人口がいるのに定数3なところを見ると、「ある党」の思惑を感じないでもないですね
以上が「不思議の当選」を生んだ原因ではないかと思います