(引用)
野田首相は、世界に向けて、国際司法裁判所での法による解決を訴えた。これは訴えられた応じようという、法の支配の考え。にもかかわらず、尖閣については領土問題なしとの主張。完全なダブルスタンダード。他国に対しては、訴えられたら応じろとしておきながら、自国は領土問題は存しないで応じない。
中国・韓国がタッグを組み、尖閣、竹島を歴史問題と捉えて、日本に対するようだ。これはチャンスだ。そして何よりも、中国まで、尖閣について国際司法裁判所は使わないと言っている。実効支配されている中国にとっては、尖閣の解決方法は国際司法裁判所を使うしかないのに。これは非常にチャンスだ。
今の国際社会、影響力ある国は、双方の主張がぶつかれば第三者に法によって裁定してもらうという考えは支持される。尖閣も、竹島も、日本が国際司法裁判所で解決したいのに、中国も韓国も応じないと世界に訴えれば支持される。領有については国際社会は中立だ。
しかし、国際司法裁判所で法によって解決しようという姿勢については支持を得られる。中韓が国際司法裁判所での解決を受けない現況で、ロシアは北方領土について国際司法裁判所での解決を受けないだろうか。プーチン大統領も、両国の外交官に議論を始めさせると言っている。
プーチン大統領にさばいてもらう必要はない。国際司法裁判所で法と正義に基づいて裁定してもらえば良い。それと合わせて中韓にも国際司法裁判所での解決を促す。前世代のやり方とは違うやり方で臨む。それが前世代から我々世代に解決を託された唯一の方策。国際司法裁判所による法と正義に基づく解決。
(橋下氏 twilogより)