5/21 橋下氏ツイッター「朝日新聞は、保守気取りの政治家の慰安婦問題に関する主張をしっかりと押さえていくべきだ。」

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関連動画:2013.5.21 橋下徹 大阪市長 登庁時 囲み取材

(引用)
特ダネ見てますよ。ツイッターは続けます。時間があるときにしかできないから、たまたま週末は時間がなかっただけ。竹田さん、囲み取材は自分の判断で再開しました。引き延ばせば引き延ばすほど、再開の理屈を付けなければなりませんから、ここは早く再開した方が良いと。

さて朝日新聞の社説。「橋下さん、やっぱり変だ」(記事リンク)確かに不適切な表現はありました。ただ、朝日新聞始め多くのメディア、有識者はこれまでのロジックから抜け出せないのでは?他国の事を持ち出すと、日本の行為を正当化している!との批判ロジック。これまではそれ一辺倒。違います。

日本は悪かった。でも他国も過去の過ちを直視してよ。これが現在の国際社会のスタンダードでしょう。これまでは日本の保守を自認する論者の中で、慰安婦の方、韓国との間で、強制連行の有無が論じられていた。極めて内向きな議論。現在の国際社会のスタンダードでは強制連行の有無は関係ない。

だから慰安婦の方、韓国には責任を認めなければならない。もちろん賠償金については日韓基本条約があるから難しい。このように慰安婦の方に責任を認めるとしても、この国際社会のスタンダードで見た場合には、世界各国はどうなんだ?人権は普遍。国外の人権問題を指摘するのも、国際社会のスタンダード

朝日新聞が、日本の政治家を徹底批判するのは、メディアの役割として当然だ。慰安婦問題についても、不見識な日本の政治家を批判すれば良い。しかし、日本の政治家や、日本国だけを批判するのではなく、他国についても目を向けてはどうか?今回の僕の発言に対して、他国のメディアは一斉に抗議した。(続く…)

(続き)
他国のメディアは、常に海外の政治家の言動、政治の動きに注視し、世界のスタンダードに違反する行為については、徹底抗議する。朝日新聞は、あれだけ沖縄のことを考えろと言いながら、米軍が組織内部の性的暴力事件について統制がとれていないことを全く報じていない。米軍の本質的な問題を報じない。

また朝日新聞は、日本の過ちを徹底追及するが、他国の過ちは追及しなしい。日本の過ちは追及すべきだ。日本の行為を正当化してはならない。これは当然だ。しかし、事実を客観視し、本当に戦場での女性の人権を守りたいのであれば、世界スタンダードの視点を持つべきだ。

日本の過去の過ちを徹底批判しながら、他国の過去の過ちもきちんと報じるべきだ。そして世界が日本だけを不当に侮辱するなら、世界に対して徹底的に抗議すべきだ。今回は世界のメディアの凄さを知った。世界のメディアは世界の政治を監視している。朝日新聞も、もっとグローバルになれ。

朝日新聞は、今回、僕の表現に違和感を覚えているらしい。僕の表現の不適切さは認める。しかし朝日新聞の感じている違和感は僕の言葉尻の話ではない。これまでの国内向けのロジックから、国際社会向けのロジック変更にまだついていけていないのだ。日本のメディアも国際スタンダードになるべきだ。

朝日新聞始め日本のメディアは「必要」「風俗」と言う言葉だけにしか目がいかない。しかしこの言葉については、すでに釈明、修正し、「風俗」については不適切さを認めた。それに加えて何をしろと言うのか。今回の僕のロジック自体に間違いがあるなら指摘して欲しい。

日本のメディアは、「必要」「風俗」と言う言葉だけを批判する。それは釈明、修正した。しかし、「日本は自らの過ちをしっかりと認めながら、しかし世界各国も過去を直視せよ。米軍はもっと本気になって内部統制せよ。沖縄県民の人権も重視せよ。」この主張のどこが間違いなのか指摘して欲しい。

朝日新聞、表面的な言葉を批判し、正すのもメディアの役割だろう。しかし本質は、政治家の主張自体への批判だ。僕の主張自体のどこに問題があるのか指摘してくれ。僕は自分の主張は正しいと思っている。だから釈明、修正はするが撤回はまだしない。間違っていたら撤回する。

朝日新聞は、最大のチャンスを迎えている。僕の言葉尻を批判するのも良い。どんどん批判してくれ。しかし、政治家の主張を押さえるのが本来のメディアの役割だろう。これまで保守政治家気取りで、国内で威勢の良いことばかり言っていた政治家は今回皆だんまりだ。

現在の安倍政権の閣僚の中にもいる。産経新聞や、保守系雑誌で、慰安婦問題についてかっこいいことばかり言っていた国会議員は何も語らず。おそらく、国内でドメスティックに威勢のいいことを言っている分には良いが、それが世界でどう評価されるのか、僕の一件で皆ビビってしまったのだろう。

朝日新聞は、保守気取りの政治家の慰安婦問題に関する主張をしっかりと押さえていくべきだ。そうすれば、慰安婦問題は決着する。日韓関係の根底はこの慰安婦問題だ。慰安婦問題では、もう保守気取りで国内向けに威勢の良いことを言う政治家はいなくなるだろう。

結局、日本において慰安婦の問題は、国内視点で語られていた。その中で正当化する論も生まれた。しかし国際スタンダードに視点を置き換えると、戦中の慰安婦を許容することができない。これが国際スタンダード。しかし、この国際スタンダードを用いると、他国も過ちを犯したことになる。

結局、日本において慰安婦の問題は、国内視点で語られていた。その中で正当化する論も生まれた。しかし国際スタンダードに視点を置き換えると、戦中の慰安婦を絶対に許容することができない。これが国際スタンダード。しかし、この国際スタンダードを用いると、他国も過ちを犯したことになる。

国内視点から国際視点へ。日本は過ちを直視し反省しながら、しかし他国の過ちもしっかりと指摘する。日本だけが不当に侮辱された場合にはしっかりと抗議する。これがこれからの慰安婦問題の対応の仕方だと思う。毎日新聞は、僕の今の論理に反論できないものだから、過去の僕の言葉を引いてネチネチ。
(橋下氏 twilogより)

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